後半は肝心のお金の話を徹底追究
Android端末の特徴や基本操作を学んでも、実際に使うためには端末代金や毎月の料金が必要だ。後半はお金の話を見ていく。
まず注意すべきは端末価格。“端末購入サポート適用後”“毎月割適用後”“実質負担額”などと色々な言葉が用いられるが、それらの割引がまったく無い場合の価格は、最新のハイエンド端末で5~8万円程度。実は高価な買い物だ。この金額ではなかなかユーザーの手に届かないため、色々な割引が用意されているわけだ。
ただし、これらの割引の多くは2年契約が前提で、それ以前に機種変更/解約した場合はフルに割引が適用されない点に注意したい。スマートフォンの進化は今も著しく、2年経たずに新機種が欲しくなる(我慢できなくなる)可能性は小さくない。
一括購入の場合は割引がなくなるだけだが、分割払いや割賦購入の場合は端末の残金も発生する。実は一括でも分割でも、最終的な支払金額は同じだが、使わなくなる端末にお金を払うのは精神的にはやや堪える。今回は機種変更/解約時に必要な金額も表で作成したが、この点は頭の片隅に入れておいた方がいいだろう。
2段階制のパケット通信サービスは
基本的には上限の金額にまで達すると考えよう!
なおパケット通信料については、今回は上限まで利用することを前提とした。ソフトバンクのみはやや特殊なパケット料金を採用しているが、ドコモやauの2段階制のパケット料金では、数MB程度の通信で上限に達する。無線LANが使える場所以外では、絶対に通信はしない、といった明確な考えがあるのでなければ、基本的にパケット通信料は上限まで達することは覚悟しておきたい。
個々の料金については、次ページ以降詳しく解説するが、まずは大まかな表で各社の比較をしてみた。
NTTドコモ | au | ソフトバンク | ||
---|---|---|---|---|
音声契約 | データ専用契約 | |||
代表的な端末 /実質価格 |
GALAXY S/約3万3000円 | IS03 /約2万7000円 |
003SH /3万3120円 |
|
基本使用料 | 980円 (タイプSSバリュー) |
4410/5985円 (定額データプラン) |
980円 (プランSSシンプル) |
980円 (ホワイトプラン) |
パケット定額 サービス |
390~5985円 (パケ・ホーダイ ダブル) |
5460円 (ISフラット) |
3985~5985円(パケットし放題MAX) | |
ISP契約 | 315円(spモード) | 525円(mopera U) | 315円(IS NET) | 315円(S!ベーシックパック) |
月額料金合計 | 1685~7280円 | 4935/6510円 | 6755円 | 5280~7280円 |
*「タイプSSバリュー」「定額データプラン」「プランSSシンプル」は2年契約を前提とした割引サービスの契約時 *ユニバーサルサービス料、契約事務手数料が別途必要
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