アップデートで使い勝手は向上!
最後に、最近筆者がどのような設定やレンズでNEX-3を使っているかを書いておこう。
NEX-3は発売から2度のファームウェアアップデートを経て、当初の使いにくさがかなり解消されている。特に機能を割り当てることのできるソフトキーが便利だ。筆者の場合はセンターボタンに「AFエリア選択」「クリエイティブスタイル」「ISO感度」を割り当て、下キーには「ホワイトバランス」を割り当てている。
最初はデフォルトのままだったが、取材などで光源が変わる場合があり、ホワイトバランスを結構頻繁に変えることが多かったのでワンボタンで呼び出せるようにした。
ファームアップで一番便利に感じたのはメニュー項目を記憶させておける機能。「Dレンジオプティマイザー」など、より少ない手数で選べるようになったのはかなりいい部分だ。
18-55mmレンズの作例
レンズは18-55mmの標準ズームを常用している。35mm換算で27-82.5mmと扱いやすいズーム域を持っていて、手ブレ補正機能もついてるので安心度も高い。描写力はキットレンズとしては標準的で、絞り過ぎなければ十分な性能を発揮する。
16mmレンズの作例
16mmの単焦点レンズは、軽くて薄いのでいつも装着していたい衝動にかられるのだが、35mm換算で約24mm相当の画角は、常用するには少し広すぎる。イベント取材で付けっぱなしの場合もあるが、スナップ的な使い方だと筆者的には持て余し気味になってしまう。描写性能は決して高くはなく、絞りすぎに注意が必要だ。あまり絞らないで使うのがうまく使うコツだと思ってる。
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