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3Dに録画機能にLED! 冬ボで買いたい最新テレビ/BDレコ第4回

東芝「REGZA」編――半導体技術で画質&機能を極める!

2010年11月18日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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CELLの能力をフルに生かした
2D3D変換や3D超解像技術は圧巻!

付属の3Dメガネ。電源ボタンはフレームの下にある

 そして、本機で新たに搭載されたのが「3D表示」である。4倍速表示の「フレームシーケンシャル」方式で、専用のアクティブシャッター方式の3Dメガネ(1個付属)を使用する。

3D表示に切り替わったときの注意文。左は画面の下部だけに表示されるもので、毎回必ず表示される。右の注意文は文字量が多く、画面を覆い尽くしてしまう。ただし、表示しないように設定できる

 このあたりは、基本的にほかの液晶テレビの3D表示と同じだが、3Dメガネで見た映像を適正に補正する「おまかせドンピシャ高画質3D」や、映像のボケ感をなくす「3Dクロストーク低減技術」などにより、高画質化を図っている。高輝度なディスプレーのため、3D映像の明るさはトップクラスで、鮮明で見やすい3D映像が楽しめる。

「3Dメニュー」の画面。3D表示のほか「2D3D変換」などもここで切り換えられる 「3Dメニュー」の画面。3D表示のほか「2D3D変換」などもここで切り換えられる

 特筆したいのが、驚くほど効果のある「2D3D変換」である。「手前の物体ほど見かけの動きが大きい」ことを利用して動き補正を行なう「モーション3D」をはじめ、顔検出技術を使って、人型の奥行きデータを割り当てる「フェイス3D」、映像の特徴を検出して約1400枚のサンプル画像中から似たシチュエーションを照会し、奥行き感を割り当てる「ベースライン3D」など、他社とは比較にならないほど高度な技術が盛り込まれている。

 実際に普通の2D映像を変換して3D表示させてみると、その立体感に驚く。特にアップコンバートのやや甘い映像(DVDタイトルなど)よりも、ハイビジョンらしい精細感の高い映像の方が効果が大きいと感じた。

「2D3D変換」の効果設定。5段階で飛び出し感を微調整できる。比較的効果の少ない「1」でもその立体感は抜群だ 「2D3D変換」の効果設定。5段階で飛び出し感を微調整できる。比較的効果の少ない「1」でもその立体感は抜群だ

 この3D感はほかの3Dテレビとは明らかに一線を画す。3D効果を高めすぎると、3D感が露骨になったり、人工的な映像に感じやすくなるが、効果を適度に調整すれば、一見するとちゃんと3D制作された映像を見ている感じだ。特に、映像の中でも目が行きやすい登場人物の顔(前に出た鼻)などが厚みのある感じで再現されるので、3D効果がわかりやすいのだ。

 また、BS放送などの「サイド・バイ・サイド」方式の映像も、超解像処理が行なわれるため、全体に解像度が甘くなりがちな映像をより高精細で楽しめる。これまでは、フルハイビジョン3Dに比べて、3D感というより、画質的な差を感じがちだったが、本機ならば精細で、しかも立体感豊かな3D映像を楽しめるだろう。

超解像の効き具合を比較。左から「-2」「0」「+2」という設定。左と右を比較すると、右の花びらの質感がかなり再現されているのがわかる

 2D画質はというと、前機種は眩いほどの明るさを主張する高輝度な画作りだったが、本機では輝きのある映像は受け継いでいるものの、黒をしっかりと沈めるなど、トータルでのバランスが向上したと感じる。コントラスト感豊かで、暗部の階調などもよりリアルに再現するようになった。

512分割のエリア駆動を実現した直下型バックライト 512分割のエリア駆動を実現した直下型バックライト

 LEDバックライトのエリア駆動は、画面を512分割する「3DメガLEDバックライトコントロールシステム」を採用。前機種もこの分割数は一緒だが、ダイナミックコントラスト比が500万:1から900万:1にアップしている。

 実際に映像を見てみると、夜空に浮かぶ月の周囲など、本来黒である部分がぼぉっと明るく光る「ハロー現象」がずいぶん解消され、黒の締まりがきちんと維持できるようになった。このように数々の改善が果たされていることが実感できた。

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