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3Dに録画機能にLED! 冬ボで買いたい最新テレビ/BDレコ 第3回

パナソニック「VIERA」編――分かりやすさと画質を両立!

2010年11月17日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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断然分かりやすい操作メニュー

Gガイド方式を採用したEPG画面

Gガイド方式を採用したEPG画面。最大で一画面に19ch表示が可能。右側のCM枠上部に放送中のテレビ画面が表示されるのが特徴だ

 まずはTH-P42RT2Bを使ってVIERAシリーズに共通する操作メニューなどを見ていこう。ネットワーク機能や録画機能など、エントリークラスのモデルでは省略されている機能もあるが、基本的な画面デザインや操作性はすべて共通と考えていい。

左は7ch、右は3ch表示にしたところ。表示チャンネル数に合わせて、文字サイズも自動で変更される

 薄型テレビの顔とも言えるEPGはGガイド方式。基本的なデザインは以前から変わっていないが、実はラインナップが変わるたびに細かく改良が加わっており、一見同じように見えても数世代前のモデルと比べると番組のスクロール速度が高速化されているなど、着実に進化を果たしている。

Gガイド方式番組表の独自機能である「注目番組一覧」。放送局がおすすめする番組をサムネイル付きで1ヵ月先まで一覧できる機能。先取り予約も可能

番組検索や「注目番組一覧」は、番組表から呼び出せるほか、メニュー画面から呼び出すことができる

 番組表でリモコンの緑ボタンを押すと、1ヵ月分の放送局おすすめの番組を先取り予約できる「注目番組一覧」を、「サブメニュー」ボタンでは検索機能を呼び出せる。

ジャンル検索での検索結果画面

ジャンル検索での結果画面。スポーツ、映画などのジャンルだけでなく、スポーツならサッカー、野球といったサブジャンルを指定して検索できる

 検索機能は、ジャンル/人名/キーワードで検索できる。こちらはあらかじめ人名やキーワードが用意されているので、好きなジャンルやタレント名などをメニューから選ぶだけでいい。もうひとつはフリーワード検索で、こちらは自分でキーワードをリモコンから入力し、該当する番組を検索できる。 

左は人名検索の画面。あらかじめ俳優やタレントなどの人名が登録されているので、いちいち入力する手間が省ける。右はキーワード検索のメニュー。こちらもカテゴリー別にさまざまなキーワードが用意されている

 このように、よほど一般的ではないキーワードで番組を検索するのでなければ、面倒な操作をせずに手軽に使えるようになっている。ただし、キーワードとジャンルを組み合わせた検索などはできない。

よく使う機能を画面下部のアイコンで表示し、放送を視聴したまま機能を呼び出せる「らくらくアイコン」。写真は

よく使う機能を画面下部のアイコンで表示し、放送を視聴したまま機能を呼び出せる「らくらくアイコン」。写真はRT2Bのもの

 操作面で便利なのは、画面の下部にネットワーク機能や番組検索などといった、使用頻度の高い機能のアイコンを表示する「らくらくアイコン」。いちいちメニューを呼び出すのではなく、このアイコン選択だけで機能を呼び出せる。録画対応モデルの場合は、予約確認なども可能だ。

 いわゆる操作メニューの画面はシンプルで、画質/音質の調整、番組予約、設定など少ない項目でわかりやすく構成されている。基本的に誰でも手軽に使えるように工夫されたメニュー画面だ。

 オーソドックスなデザインであまり先進的には見えないが、わかりやすさは薄型テレビの中でも随一だろう。このあたりは、(当時操作メニューなどの概念などはなかったが)大多数の一般人が簡単に使えることを意識してきたブラウン管時代のテレビ作り(大ヒットした「画王」など)の血統を感じる。

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