「UV2A技術」搭載液晶を採用したスタンダードモデル
「LED AQUOS LC-40DZ3」
続いて紹介するのはスタンダードモデルの「LC-40DZ3」。クアトロンでも採用されている「光配向技術UV2A」を採用した液晶パネルと、LEDバックライトを採用したモデルで、外付けのUSB HDDを追加してテレビ録画にも対応する。
他社テレビとの最大の違いは、やはり液晶パネルだろう。通常の3原色パネルではあるが、画質的には「AQUOSクアトロン」の傾向に近く、明るく鮮やかな発色が特徴だ。
スタンド部分などのデザインは「AQUOSクアトロン」に近いデザインとなっており、スピーカーが通常のステレオスピーカーとなるためか、画面周りもすっきりとしており、よりスタイリッシュな印象だ。
録画機能については、BDを内蔵しない点を除けばほぼ共通だが、USB HDD接続のため、最初の接続時に登録が必要になる。なお、複数のUSB HDDの同時接続には対応していない。
同社のこれまでの普及価格モデルと比べると、録画対応にともないデジタルダブルチューナー搭載や、BDレコーダーの録画番組の再生も可能なDLNA対応のホームネットワークなど、中~高級機並みの高機能が盛り込まれている。その意味でもコストパフォーマンスが高くオススメのモデルと言える。
液晶パネルの画質がシャープの強み
UV2A技術や4原色技術など、表示パネルを外部から入手しているメーカーではなかなかトライできない新技術を積極的に投入できるのは、シャープの大きな強み。実際のところ、こうした新開発パネルが登場した昨年以降、シャープのテレビの画質の実力はかなり向上したと思う。
パネルの優位性だけが薄型テレビの画質の決め手になるわけではないが、現時点において、そのパネルのアドバンテージは確かにテレビの実力にも現われている。
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