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3Dに録画機能にLED! 冬ボで買いたい最新テレビ/BDレコ 第2回

シャープ「AQUOS」編――自社開発液晶パネルのメリット!

2010年11月16日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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3Dの画質をチェック!

リモコンの3Dボタンを押したときの画面。2D3D変換、サイドバイサイド、トップアンドボトムの方式を選ぶ。それぞれイラストと解説入っておりわかりやすい

リモコンの3Dボタンを押したときの画面。2D3D変換、サイドバイサイド、トップアンドボトムの方式を選ぶ。それぞれイラストと解説が入っておりわかりやすい

ブルーレイ3Dソフトの再生前の画面。ここでも、3D視聴をするか2D視聴をするかの選択が可能だ

ブルーレイ3Dソフトの再生前の画面。ここでも、3D視聴をするか2D視聴をするかの選択が可能だ

3D表示に切り替わった時に表示される画面。3D視聴時の各種調整がカラーボタンで直接行なえるのは便利だ

3D表示に切り替わった時に表示される画面。3D視聴時の各種調整がカラーボタンで直接行なえるのは便利だ

 さっそく、3Dソフトの再生を試してみよう。3DソフトをBDドライブにセットすると、3D視聴をするかどうかの確認画面が表示され、3D表示に切り替わる。その後、さらに3Dで表示されていることを知らせるガイド画面が表示される。正直くどいが、3D映像は子供などが長時間視聴すると目の負担が大きいこともあり、安全のための対策だろう。

3D専用の画質調整「3D明るさアップ:強」(左)と「3D明るさアップ:標準」(中央)、「3D明るさアップ:弱」(右)の比較。明るさが随分異なる

「2D3D変換機能」の効果を調整してみたところ。左が最小の(+1)で、右が最大の(+16)。映像のブレ方が大きくなっており、3D感をより強められる

 本機で見る3D映像は、なんといっても明るいことが最大の特徴。標準でも十分に明るいが、「3D明るさアップ」でさらに明るさを高めることも可能だ。クロストーク(左眼用または右眼用の映像がもう一方に交じってしまう現象)は暗いシーンなどで多少気になるが、他社の3Dテレビとの比較でも割と少ない方だ。

 その分、3D映像が飛び出すような効果はやや控えめで、どちらかと言えば奥に引っ込む方向で立体感を再現する傾向だ。3D映像では、飛び出す方が迫力はあるが、映画などを2時間も視聴すると目の負担が大きい。そういったことへの配慮も含めた3D調整が行なわれているものと思う。

3Dメガネのちょうど眉間の位置に赤外線受光部がある

3Dメガネのちょうど眉間の位置に赤外線受光部がある

つるの部分にある電源と3D2D切り替えボタン。視聴しながら3D表示と2D表示を切り替えられる

つるの部分にある電源と3D2D切り替えボタン。視聴しながら3D表示と2D表示を切り替えられる

 通常の放送を2D3D変換で視聴することもできるが、こちらの効果は正直なところ今ひとつ。「2D3D変換効果調整」で3D感を調整できるが、最大にしてもそれほど飛び出すような立体感にはならず、なんとなく奥行き感が増したようになる印象だ。

 2D画質の傾向も、十分な明るさで鮮明な映像を描く傾向は同じだ。原色の青や緑、そして黄色も鮮やかで、かなり色乗りの良い映像が楽しめる。ただし、標準モードなどでは全体に明るめで、映画などのしっとりとした映像もテレビ番組風の鮮やか映像になってしまう傾向もある。本機には、THX社の定めるディスプレー規格に認定された「映画(THX)モード」も備えるので、映画を見るときには切り換えるといいだろう。

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