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3Dに録画機能にLED! 冬ボで買いたい最新テレビ/BDレコ 第1回

エコポイント半減はスルーでいい!? 今冬のテレビの選び方

2010年11月15日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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消費電力低減で、電気代の節約にも貢献
LEDテレビの大普及

パナソニック「TH-L42D2」(実売18万円前後)

パナソニック「TH-L42D2」(実売18万円前後)

ソニー「KDL-40EX710」(実売11万円前後)

ソニー「KDL-40EX710」(実売11万円前後)

シャープ「LC-40DZ3」(実売16万円前後)

シャープ「LC-40DZ3」(実売16万円前後)

東芝「42RE1」(実売14万円前後)

東芝「42RE1」(実売14万円前後)

三菱電機「LCD-40MLW1」(実売13万円前後)

三菱電機「LCD-40MLW1」(実売13万円前後)

日立製作所「L42-ZP05」(実売28万円前後)

日立製作所「L42-ZP05」(実売28万円前後)

 LEDバックライトを採用した液晶テレビの大幅な登場も、今年の大きなトピックだ。LEDバックライトの搭載は、高コントラスト化や低消費電力化など数々のメリットをもたらすが、LEDバックライトにはいくつか種類があり、「LED」と書いてあればすべてが高画質・低消費電力とは限らないことに注意しておきたい。

 LEDバックライトの種類を簡単にまとめると、もっとも高コストで画質的な実力の高いものとして、三原色LEDバックライトがある。これはRGBの3つのLEDを使って光源とするもので、色純度が高く豊かな色を再現できる。ただし、高コストの要因になり価格競争が激しい昨今は敬遠されたためか、最新機種では採用モデルはない。

「REGZA Z」シリーズのエッジライト型バックライト

「REGZA Z」シリーズのエッジライト型バックライト。上下にLEDが配置されている

「CELL REGZA X2」の直下型バックライト

「CELL REGZA X2」の直下型バックライト。全体にLEDが配置されている

 主流となっているのは、白色LEDを使用したもの。これには、テレビの上下にLEDを配したエッジライト型と、液晶パネルの裏側にLEDを配置する直下型がある。

S-LEDパネルのバックライト駆動イメージ

日立「Wooo」のS-LEDパネルのバックライト駆動イメージ

 ユニークなところでは、日立のZPシリーズで採用した「スリムブロックLED」(S-LED)がある。これは複数の小さなエッジ型バックライトを敷き詰めたような構成で、エッジライト型と直下型のメリットの両方を併せ持ったものだ。

 これらとは別に「エリア駆動」という技術がある。これは、複数のLEDの点灯を個別に制御することで、映像の暗い部分だけLEDを消灯させるもので、より高コントラストな映像を表示できる。

 エリア駆動は、パネルの後ろにLEDを均等に配置する直下型の方がエリアを細かく分割でき、高コントラスト化の効果も高い。しかし、最近では東芝やソニーのように、エッジライト型でも映像に合わせて一部のLEDを消灯させるエリア駆動を組み合わせているモデルもある。

 価格の安いスタンダードなモデルは白色LEDのエッジライト型となっており、高コントラスト化よりも、省エネ効果の方が顕著だ。そしてもうひとつ、液晶パネルの後ろにLEDを配置しないため、ディスプレー部分の薄型化が可能ということもメリットだ。

 薄型テレビを壁掛けしたい人は、すっきりとしたデザインを重視する人にはありがたいだろう。

 本特集では次回以降、メーカー別に3Dテレビ、録画テレビ、スタンダードなLEDテレビの3つのトピックでおすすめの優秀モデルを紹介していく。また、3Dテレビなどの画質に関しては、なるべく各社ごとの画質の違いがわかりやすいように解説していくので、楽しみにしてほしい。

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