私なりのセルフタイマーとAFの使い方
「セルフタイマー時間」の設定は、通常10秒(10s)になっている。これはカメラを固定してセルフタイマーを使って自分も画面内に入りたいとき(記念写真など)にはいいだろう。しかし私にはそのような機会は滅多に無い。私が使うのは、リモコンやレリーズケーブルを使用せずに長時間露光を行なう場合だ。シャッターを押す際のブレを抑えるために使うのである。
ただ、そのような場合に10秒では少し時間が長い。そこでD3100のセルフタイマー時間の設定も「2s」、つまり2秒の設定にした。
「AFエリアモード」では、「ファインダー撮影」と「ライブビュー/動画撮影」の両方のAF動作の仕方を設定することができる。通常、ファインダー撮影は「オートエリアAF」に、ライブビュー/動画撮影は「ワイドエリアAF」の設定となる。
ただ、このD3100の長期レビューでの使用状況では風景やスナップ撮影をすることが多い。そこでライブビュー/動画撮影は「顔認識AF」にしておくことにした。仕事で使用する場合には「シングルポイントAF」にするところだろうが、それではとっさの状況には対応できないと考えたためである。
「ボタン動作のオプション」設定はボディのレンズマウント横にある「Fnボタン」に設定する機能を選択できるメニューである。普段使用する撮影モードが「絞り優先AE」が多いため、ISO感度のオート機能は使えない。そこでデフォルトのまま「ISO感度設定」にしておいた。そのほうが便利だからだ。
ちなみに、Fnボタンには「画質モード/画像サイズ設定」「ホワイトバランス設定」「アクティブD-ライティング設定」などの機能を割り振ることができる。私としてはこの設定項目の中に先ほどの「AFエリアモード」の設定項目も設けておいて欲しかった。撮影状況によってとっさにAFモードが切り替えられた方が、私にとってはうれしいところである。
こまごまと変更した項目は「最近設定した項目」にどんどん登録されていく。ニコンの上位機種などでは「マイメニュー」となっており、自分で頻繁に変更するであろう設定項目を登録しておくことができるのだが、D3100ではそれを自分で登録するのではなく、カメラが直近に変更した項目を覚えておいてくれるのである。
それこそ頻繁に変更する項目は、この一覧の中でも上位に来るようになり、簡単に設定変更できる。この機能は設定項目の多いデジタル一眼レフを使用する上で、特に初心者にうれしい機能だろう。
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