物欲AVコモノ道 第74回

録画した地デジ番組をiPhoneで見たい！「MonsterTV U1」

おまかせ予約録画機能も搭載

設定画面。録画したファイルの保存先を指定することができるほか、ファイルが保存されている場所を4つまで登録できる。たとえば録画したファイルをNASに移動したい、といった場面で便利だろう

　操作用パネルの「設定」ボタンをクリックすると、各種設定のためのダイアログが表示される。ここで重要になるのが「各種設定」タブにある「録画」欄だ。これは予約録画を行なう際のデフォルトの録画モードやビットレートを指定するためのもの。録画モードとしては、MPEG-2 TSとMP4形式、その両方を保存する3つのモードが用意されている。

録画モードとビットレートの選択。録画モードは、MPEG-2 TSとMP4、そしてTSとMP4の両方という3種類が用意されている

　さらにMP4形式の場合にはビットレートも指定できる。用意されているのは2M／1M／768K／512Kbpsの4種類。なお解像度は640×480ドットとなっている。

　EPG上で予約録画を行なう際は、ここで設定した値がデフォルトとして利用されるが、録画モードを変更することも可能。この番組だけはiPhoneで見るだけでなく、高画質で残したいといったケースにおいてもわざわざ設定画面を開く必要はない。

　MPEG-2 TSで録画した番組を後からMP4形式に変換する機能も搭載されている。普段はMPEG-2 TSで録画しておき、iPhoneで持ち出したい番組だけを必要に応じてMP4形式に変換するといった使い方ができるわけだ。

　なお、Core i5-750（2.66GHz）、メモリー8GBを搭載した環境において、MPEG-2 TSで録画した10分程度の番組をMP4形式（ビットレート1Mbps・プレビューオフ）に変換するのに要した時間は、約3分20秒だった。

おまかせ録画の設定画面。キーワードに加え、時間帯やチャンネル、ジャンルも指定可能

　さらにEPGウィンドウの「予約リスト」タブには、「おまかせ録画」というボタンが用意されている。これは指定したキーワードを含み、なおかつ除外キーワードが含まれない番組を自動的に録画してくれるというもの。さらに時間帯やチャンネル、ジャンルを指定することもできる。また、おまかせ録画は最大5つまで設定することが可能だ。