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11月から日本語版投入!

FileMaker GoはiPadアプリの作り方を変える!

2010年11月02日 09時00分更新

文● ASCII.jp編集部、写真●篠原孝志(パシャ)

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iPad専用アプリを作るより圧倒的にカンタン

── 講演ではBMWのバイクカタログをFileMaker Goで開発した事例が出ていました。週末の作業で短期間にできたそうですが。iPadアプリを手軽かつ低コストに開発できるという点も売りになりそうです。

オーデル 「iPadが発売された際、メルセデスベンツはショールームでカタログとして使用するiPadアプリを大変な労力と時間をかけて開発しました。開発には数ヵ月を要し、10万ドルほどのコストを掛けたと試算しています。しかし、私の同僚は似たようなカタログを週末のたった1~2日で作ってしまいました。彼の場合は、趣味で興味のあるBMWのバイクを題材にしたのですが」

カンファレンスのオープニングセッションで紹介されたBMWバイクのカタログ

会場の展示から

 カンファレンス会場ではDBPowers、寿商会、Juppo、バルーンヘルプといった開発会社がFileMaker Goの応用例を紹介していた。ローカルにデータベースを保存し、デモしているケースが多かった。開発者はスピーディーな開発が可能である点を口をそろえて強調する。画像表示などが若干時間がかかる面はあったが、レイアウトの自由度が高く、GUIベースでカンタンに開発できる点もあり、とかく手間がかかりがちなiPadアプリを簡単に作り、配布できる手段として新しい可能性を提供しそうだ。

FileMaker Goをヘアカタログに応用した例
会社案内に応用した例。動画などを含めたコンテンツをウェブサイトの制作より短期間に実現した
スキャナーと組み合わせて、来場者リストを作るデモも

── iPadやiPhoneといったiOSデバイス向けソフトを開発する際には、ファイルメーカーの親会社がアップルであるというメリットも生かせますか?

オーデル 「ベネフィットという点では、成功事例を共有し合えるなど、いい関係が築けていると思いますよ」

エプリング 「アップルは根本的にプロダクトカンパニーで、ユーザーのフィードバックを大切にしながらファンを増やしていこうと考えています。会社とユーザーの間の愛を育む姿勢と言いましょうか、ファイルメーカーにもそういう精神が宿っています」

── FileMaker Goでは、基本的にローカルにデータそのものをコピーするか、通信回線からライブでデータベースにアクセスする仕組みになっています。Syncを使いたいという要望はないでしょうか?

オーデル 「検討はしています。ただよりニーズが高い“データベースにライブアクセスしたい”という要望を実現するために、FileMaker Serverと組み合わせたリモート接続のサポートをまず最初に目指しました。もちろんスクリプトなどを書けばデータをシンクロさせることができますが、理想を言えばSyncも実現したいですね。日本では地下鉄で移動されるケースが多いと思います。私もニューヨークに住んでいて、地下鉄をよく使いますが、通信がつながらない環境ではやはりSyncが有効である点は実感していますから」

── Androidデバイスへの対応に関してはどう考えていますか?

エプリング 「将来のことは言えませんが、マーケットに関しては常に慎重に見ています。まずは、iPadやiPhoneにおけるリーダーシップを確立し、大切に伸ばしていきたいと考えていますが、市場のニーズは的確に捉えていきたいと思います」

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