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FINAL FANTASY XIVに最適なPCはどれだ?【後編】

2010年11月13日 12時00分更新

文● 池座 優里

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「Core i7 870」と「GeForce GTX470」を搭載したハイパフォーマンスモデル
ユニットコム「Lesance DT 7PRi7/GTX470-FF14」

本体、キーボード、マウスの基本構成で、価格は13万4980円

 ユニットコムはこれまでも数多くのゲーム推奨モデルを市場に投入している。そんな同社の「FINAL FANTASY XIV 推奨認定モデル」となる製品が「Lesance DT 7PRi7/GTX470-FF14」だ。こちらの製品は同社が運営するパソコン工房、TWOTOP、フェイスの各店で購入できる。

Lesance DT 7PRi7/GTX470-FF14(評価機構成)
CPU Intel Core i7-870(2.93GHz)
メモリ PC3-10600 DDR3 4GB(2GB×2)
ビデオカード NVIDIA GeForce GTX 470 1280MB
ストレージ SATA II 1TB HDD
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
電源 610W
サイズ 200(W)×497(D)×435(H)mm
OS Windows 7 Professional 64bit 正規版
価格 13万4980円

 CPUはIntel「Core i7-870」(2.93GHz)を採用し、BTOにて内部倍率の固定が解除された「Core i7-875K」(2.93GHz)にも変更が可能だ。メモリはPC3-10600 DDR3 4GB(2GB×2)で最大16GBまで拡張できる。ビデオカードは標準で「GeForce GTX 470」が搭載され、BTO構成にて「GeForce GTX 480」へのアップグレードも可能となっている。OSには64bit版のWindows 7 Professionalを採用しており、大容量メモリも有効に利用可能だ。

CPU-Z1.5.5のステータス

GPU-Z0.4.6のステータス

 ケースは、下側に通気性の高いスリットタイプのフロントパネルと12cmの吸気ファンを採用することでグラフィックカード周辺への吸気をスムーズに行ない、ハイエンドGPUを搭載しても内部に熱が篭らないようデザインされている。さらに背面もファン部分だけでなく、PCIスロットカバーやフレームもスリット化されており、ケース全体でエアフローを考えた構造になっている。
 フロントアクセスポートはUSB2.0×2と標準的な構成で、3.5インチオープンベイにはメディアリーダーが搭載されている。

通気性の高いスリットフロントパネル。フロントの12cmファンと併せて効率のよい吸気が可能だ

背面はファン部分以外にもPCIスロットカバー、フレームもスリット化されている。サイドパネルはハンドスクリューネジのため、ドライバーなしで開閉可能だ

 次に内部を確認していこう。マザーボードはメーカー製PCで多く採用されているATXサイズのMSI製「P55-SD50」。HDDは横開口式で、ツールレスマウンタで取り付けできるため簡単に増設、交換が可能だ。さらに、縦設置に比べて横設置は、フロントファンの空気が当たる面積が広く、HDDの冷却にも有利になっている。
 また、BTOで「GeForce GTX 480」を選べることもあり、同ビデオカードが収まるよう、実測で290mmと筐体内部の奥行きが大きくとってあるのも特徴だ。
 電源は定格610W、最大で660Wまで出力が可能なAcbel製の「Acbel POWER 660 PC7016」を搭載。これもBTOで、高出力、高効率の80PLUS GOLDやSILVER認証を取得した電源へのアップグレードが可能となっている。

サイドパネルを開けた状態。HDD、光学ドライブともツールレスで設置可能だ。筐体内部も比較的広く、「GeForce GTX 480」などの全長が長いビデオカードも収まるように設計されている

電源は定格610W、最大で660Wまで出力が可能なAcbel製「Acbel POWER 660 PC7016」を搭載する

Windows 7エクスペリエンスインデックスを使って基本性能をチェック

 それでは次にWindows 7エクスペリエンスインデックスを使って「Lesance DT 7PRi7/GTX470-FF14」の基本性能をチェックしていきたい。ドライバーなどはすべて標準にインストールされているもので一切変更はしていない。

「Windows エクスペリエンス インデックス」(単位:Scoce) better→

 Windows7エクスペリエンスインデックスは、プライマリハードディスクこそ5.9と普通だが、プロセッサは7.5、グラフィックス関係は7.7と非常に高い結果となった。エクスペリエンスインデックスの最高値が7.9ということを考えれば、ほぼ最高に近い性能といっていいだろう。

「FF XIV ベンチ」によるベンチマーク

「FF XIV ベンチ」の結果。ベンチマークの数値はゲームの快適さの目安となっている

 次に「FF XIV ベンチ」を使って性能を確認しよう。まず、Low設定は5316で「快適」という結果で「とても快適」の5500まであと一歩。Low設定なら描画クオリティを上げて美しい描画でゲームを楽しみたい。さらに、High設定の結果も3232で評価は「やや快適」。High設定でもある程度描画クオリティを上げてFF XIVを楽しめる。

「FINAL FANTASY XIV OFFICIAL BENCHMARK」(単位:Score) Better→

美しい描画でFF XIVが楽しめる
「FINAL FANTASY XIV 推奨認定モデル」

 「Lesance DT 7PRi7/GTX470-FF14」は、標準構成でもFF XIVの推奨環境を上回る高性能パーツで組まれており、描画クオリティを上げてもFF XIVが快適にプレイできる性能となっている。さらに、BTOによるオプションも非常に豊富に用意されており、さらなるパワーアップも可能だ。画質にこだわってゲーム楽しみたいユーザーにおすすめしたい1台だ。

(次ページへ続く)

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