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FINAL FANTASY XIVに最適なPCはどれだ?【後編】

2010年11月13日 12時00分更新

文● 池座 優里

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ケースや電源にもこだわった「FINAL FANTASY XIV推奨認定PC」
クレバリー「G-Maximum GM7-FF14」

本体、キーボード、マウスのセットで14万9800円

 クレバリーの「FINAL FANTASY XIV推奨認定PC」である「G-Maximum GM7-FF14」は、CPUにIntel「Core i7-950」(3.06GHz)を採用している。BTOにて「Core i7-960」(3.20Hz)、「Core i7-970」(3.20GHz)、「Core i7-980X Extreme」(3.33GHz)にアップグレード可能だ。メモリはPC3-10600 DDR3 6GB(2GB×3)で最大12GBまで拡張できる。ビデオカードは「GeForce GTX 470」が搭載され、NVIDIA最上位モデル「GeForce GTX 480 1.5GB」にもアップグレード可能となるなど、豊富なBTOオプションが用意されている。
 OSは64bit版のWindows 7 Professionalがインストールされており、4GB以上のメモリも有効に利用できる。

G-Maximum GM7-FF14(評価機構成)
CPU Intel Core i7-950(3.06GHz)
メモリ PC3-10600 DDR3 6GB(2GB×3)
ビデオカード NVIDIA GeForce GTX 470 1280MB
ストレージ SATA II 1TB HDD
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
電源 Seasonic製750W
サイズ 214.5(W)×511.8(D)×528.8(H)mm
OS Windows 7 Professional 64bit 正規版
価格 14万9800円

 筐体には優れたデザインとコストパフォーマンスの高さで、自作PCでは定番となっているCoolermaster製「CM690II Plus」を採用する。フロントパネルは前面メッシュ構造と、フロント14cmの大型FANにより優れた吸気性能を誇る。リアとトップには12cmの排気ファンを搭載し、高いエアフロー性能を実現している。加えて、右側面には8cmファンを、左側面には14cmファンを2台増設でき、冷却性能をさらに向上できる。
 電源ボタン、リセットボタンとeSATA、USB2.0×2、音声入出力といったフロントアクセスポート類はトップにまとめて配置されており、床に設置したときに楽にアクセスできるようになっている。

CPU-Z1.5.5のステータス

GPU-Z0.4.6のステータス

フロント部分はメッシュ構造になっており、フロント14cmファンとあわせて高い吸気性能を誇る。また、標準でメディアリーダーが搭載されている

左側面には14cmファンを2台、右側面には8cmファンをそれぞれ増設可能だ

ボタン類と、各種アクセスポートはトップに配置されており、床に設置した場合に楽にアクセスできる

 内部を見てみよう。マザーボードにはLGA1366対応のASUSTek製「P6X58D-E」を採用。こちらのマザーボードはUSB3.0とSATA3.0(6Gbps)を搭載した最新モデルで、NVIDIA SLI、ATI Crossfirexにも対応している。HDDはカートリッジ方式の横設置タイプで、ツールレスで増設/交換が可能だ。
 電源は自作では一般的なボトム配置となっており、80PLUS GOLD認証を取得した出力750WのSeasonic製「Xseries SS-750KM」を搭載する。

サイドパネルを開けた状態。HDDはカートリッジ方式の横設置タイプ。ビデオカード増設スペースも約304mmと広く取られている

搭載する電源は80PLUS GOLD認証を取得した出力750WのSeasonic製「Xseries SS-750KM」。50%負荷時で90%、20%/100%負荷時で87%と非常に高い電源効率を誇る

Windows 7エクスペリエンスインデックスを使って基本性能をチェック

 それでは次にWindows 7エクスペリエンスインデックスを使って「G-Maximum GM7-FF14」の基本性能をチェックしていきたい。ドライバーなどはすべて標準にインストールされているもので一切変更はしていない。

「Windows エクスペリエンス インデックス」(単位:Scoce) better→

 Windows7エクスペリエンスインデックスの結果は、CPUとメモリが7.6、グラフィックスとゲームグラフィックスが7.7で最高値の7.9まであと一歩と非常に高い結果。ゲームだけでなく動画編集などの重い処理もこの1台でこなせるマシンとなっている。

「FF XIV ベンチ」によるベンチマーク

「FF XIV ベンチ」の結果。ベンチマークの数値はゲームの快適さの目安となっている

 次に「FF XIV ベンチ」を使って性能を確認してみた。まず、Low設定は5289で「快適」の中でも「とても快適」よりの結果となった。Low設定なら描画クオリティを上げて美しい画像でゲームをプレイしたい。一方、High設定は3412で評価は「やや快適」という結果。High設定でもある程度描画クオリティをあげてFF14が楽しめるマシンとなっている。

「FINAL FANTASY XIV OFFICIAL BENCHMARK」(単位:Score) Better→

高いゲーム性能だけでなく品質にもこだわった
「FINAL FANTASY XIV推奨認定PC」

 クレバリーの「FINAL FANTASY XIV推奨認定PC」となる「G-Maximum GM7-FF14」は、ビデオカードに「GeForce GTX 470」を搭載し、High設定でも描画クオリティをあげてFF14ができるスペックとなっている。加えて、ケースにはエアフロー性能が高いCoolermaster「CM690II Plus」を、電源には80PLUS GOLD認証を受けたSeasonic製「Xseries SS-750KM」を採用するなど、PCパーツに強いクレバリーらしくゲーム性能には直接影響のない部分にもこだわったモデルとなった。
 同タイトルのようなプレイ時間が長くなるオンラインゲームの場合は、ゲーム性能だけでなく、安定性も非常に重要になるが、本モデルはその点でも安心して使えるPCと言えるだろう。

【製品情報】


冷却性能や省スペース性、拡張性など 重点をおくポイントを決めて選ぼう

 さて、これまでに5台(前編と合わせると9台)のパソコンを紹介してきた。こうして比べてみると各メーカーにより特徴があり、こだわりのポイントに違いがあるのがわかる。冷却重視でいくか、見た目重視でいくか、はたまた省スペースなパソコンにするか? ユーザーによって重視する項目も異なるだろう。じっくりと吟味して自分に最適なFF XIVマシンを選び出してもらいたい。

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