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買ったからには全部言いたい! ニコン「D3100」の実力 第4回

D3100で画像編集! 撮った後からいろいろいじる

2010年10月28日 12時00分更新

文● 小林 伸

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画像補正に関する機能

「RAW現像」の画面。画質モードや画像サイズ、露出補正など右の項目から選択して変更できる

 「RAW現像」はRAWデータをカメラ内で処理してJPEGなどに変換できる機能。別売の画像編集ソフト「Capture NX 2」(実売価格2万円前後)のように部分的な微調整はできないが、通常のRAW現像処理のパラメーター(画像サイズ、WB、ピクチャーコントロールなど)は調整できる。とりあえずRAWモードで撮影して微調整してみたいというユーザーには便利な機能だろう。

「D-ライティング」もプレビューを見ながら調整できる

「D-ライティング」もプレビューを見ながら調整できる

 撮影画像の暗部を持ち上げてくれるのが「D-ライティング」機能。「アクティブD-ライティング」の機能をOFFにした画像に対して、後から同様の補正ができる。3段階「弱め/標準/強め」の調整機能を持っている。

「簡単レタッチ」の画面

「簡単レタッチ」の画面。D-ライティングとほとんど一緒

 「簡単レタッチ」は、D-ライティングの機能とコントラスト、彩度をカメラが自動的に判断して調整してくれる機能。メリハリの付いた写真画像にしてくれる。ウェブページなどに使いたい場合など、この調整機能を使えばコントラストと色あいがいい感じになる。

「スモールピクチャー」の画面。最小で160×120ドットまで小さくできる

 「スモールピクチャー」が画像解像度を縮小する機能。D3100の最大解像度は4608×3072ドットだが、これほど大きな画像データはプリントをメインでするユーザーでなければ必要ないだろう。

 かといって、最小解像度でも2304×1536ドットまでしか設定できない。例えば携帯電話などにメールで画像を送りたいとき、あらかじめこの機能で縮小しておくと便利だ。

「トリミング」の画面。黄色い枠を調整してトリミング範囲を指定する

「トリミング」の画面。黄色い枠を調整してトリミング範囲を指定する

 「トリミング」は画像の必要な部分だけ切り抜く機能。撮影段階では気づかず不要なところまでフレームングして撮影した場合など便利だ。

「傾き補正」はPCの画像処理ソフトでできるような45度や90度の極端な角度の変更はできない

 「傾き補正」は画像の微妙な傾きを調整する機能。±5度(約0.25度ステップ)の範囲で調整できる。手持ち撮影で水平線が微妙に傾いているときなど、この調整機能を使用すると便利に修正できるだろう。

「ゆがみ補正」はオートとマニュアルから選択可能

 「ゆがみ補正」は文字通り歪みを修正する機能。撮影時にもオートで歪み補正をかけられるが、調整範囲はこちらでマニュアル調整する方が補正幅は広いようだ。

「アオリ効果」の調整画面。水平、垂直の目盛の矢印を動かして調整する

「アオリ効果」の調整画面。水平、垂直の目盛の矢印を動かして調整する

 「アオリ効果」は建築物などを下からあおって撮影したときなど、遠くの部分が先細りして写るのを補正する機能。十字キーを使用して長辺方向/短辺方向のどちらの方向でも微妙に調整することができる。

 高価なシフトレンズやPCのレタッチソフトを使用することなく調整できるので意外と便利な機能である。

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