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痛車でラリー! メロンブックスインテ奮闘記 第10回

ターマック全勝! メロンインテ、岐阜で今期4勝目

2010年10月28日 18時00分更新

文● 中村信博 ●写真/中島正義

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シリーズ2位に到達!
1位はやや遠いが諦めない!

 今回のJN-3クラス優勝で、メロンブックス・インテグラは2010年度JN-3クラス最多勝利記録、ならびにターマックイベント全戦全勝を達成! 優勝ポイント24をくわえ、最終戦・福島を前にシリーズ2位の座に上り詰めることができた。シリーズリーダーとのポイント差、実に27.6点!!

 こうして、シリーズチャンピオンの行方は最終戦・福島までもつれ込むことになった。最終戦で得られる優勝ポイントは30点で、計算してみるとこの時点でチャンピオンの可能性があるのは、シリーズリーダーのMASCインテグラ、それにシリーズ2位である我らがメロンブックス・インテグラの2台のみ。だが、MASCインテグラは次戦を9位以内で完走すればチャンピオン確定であるのに対し、メロン号はMASCインテグラを10位以下に沈めた上で、さらに優勝することが絶対条件となる。

生めろんちゃんこと、コスプレイヤーの柳まおさんと並んで、ちょっと恥ずかしそうな眞貝選手。一見、こんなに控えめなのにステアリングを握ると人が変わるのだ!

 しかも次の福島戦は、ドライバー眞貝選手にとって北海道に続くラリー人生2度目となるグラベル(未舗装)イベント。そして、今年の最終戦ゆえにグラベル巧者が多く出場してくることになるだろう。チャンピオンの座は果てしなく遠いのだ。

 それでもメロンブックス・ラリーチャレンジは、最後まで気を抜くことなくアタックしていくつもりだ。全日本ラリー選手権2010年シリーズ、最終戦「MSCC東京ラリー」でも応援よろしく!

MSCC東京ラリーの見どころ

 全日本ラリー選手権2010、全8戦の総仕上げとなるイベントが、11月6~7日に福島県棚倉近郊で開催される「MSCC東京ラリー」。総走行距離522.68km、SS距離67.99kmで戦われるグラベルイベントだ。

 筆者はこのイベントにこれまで一度も出向いたことはなく、会場の様子やステージの状況についての情報は何も持っていない。各方面からの情報を総合したところによると、ステージはタイトで路面の荒れも激しく、また天候の急変も頻繁に起こる、というなかなかに難しいイベントであるらしい。例年、リタイヤするマシンが多く出ることでも知られているが、特に昨年のこのイベントではステージのほとんどが濃霧に覆われ、クルーの経験の差が大いに影響したイベントとなったようだ。グラベルの経験がまだまだ発展途上な眞貝選手にとっては厳しい一戦となることだろう。

 セレモニアル会場、およびサービスパークは、棚倉にある一大リゾート施設「ルネサンス棚倉」に開設される。首都圏からなら、東北自動車道の白河インターチェンジから国道289号線をたどって40分ほど。園内にはレストランなども併設されており、また温泉施設なども揃っているので、ゆったりと旅行気分でラリー観戦を楽しめるはずだ。

サービスパークの様子 ※写真提供:JRCA

 ギャラリーステージは6、7日の両日開かれる。まず6日は、「ルネサンス棚倉」園内にあるショートステージ「Renaissance」。サービスパークから徒歩3分で到着するという交通至便な観戦ステージで、幅の広いグラベルを豪快にアタックするマシンの走りを楽しめるだろう。こちらではグッズなどが当たる抽選会などのイベントも開催されるそうなのでお楽しみに。

 そして7日のギャラリーステージは、「ルネサンス棚倉」より約25kmはなれた場所にある「Mikabubokuya」。ステージの途中に、この地方の伝統芸能である流鏑馬のコースがあり、その長いストレートを暴れ馬のようにマシンが駆け抜けていく。ここで注意するのは、7日の「Mikabubokuya」は入場時間の制限が設けられており、また1度入場すると競技の終了までステージから出られない、ということ。さらに観戦ポイントまではラリーコースを自家用車で移動することになるが、車高が著しく低いクルマはお腹を擦ってしまうため入場が難しい、というところだろう。もちろん、通常の車高でゆっくりと移動するだけなら何ら問題はない。

ギャラリーステージではこのようなド迫力の走りを堪能できる! ※写真提供:JRCA

 両日とも、観戦料は大人2000円、中学生以下無料。2日間通し券となっているので、1日目に購入された方は2日目も入場できる。観戦ステージは両日ともそれぞれ2回ずつ走るので、受付開始時間には会場に到着しておくようにしたい。

 晩秋をむかえる福島の山で開催するイベントなので、寒さ対策は必須。せっかくのラリー観戦で風邪をひいてしまわないよう、暖かい服装で今年最後の全日本ラリー選手権を楽しもう。

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