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痛車でラリー! メロンブックスインテ奮闘記 第10回

ターマック全勝! メロンインテ、岐阜で今期4勝目

2010年10月28日 18時00分更新

文● 中村信博 ●写真/中島正義

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デイ2もほぼパーフェクト!
何人たりともメロン号の前は走らせない!

 明けて、デイ2。昨日と同じく、朝方は冷え込みが厳しい。リアにフレッシュタイヤを投入したことで、1イベントの規定タイヤ本数に達したメロン号。このデイ2の残る4本のSSでは、スペアタイヤにデイ1で使ったものを2本搭載することにした。もし今、履いているタイヤがバーストした時、使えるのは使用済みタイヤだけというのは少々不安だけど、後続とこれだけマージンが開いていれば追いつかれることはないだろう。ここからは、いかにアクシデントの種を減らしつつ、慎重にフィニッシュまでマシンを運び込むかだ!

パルクフェルメ(車両保管)で静かにスタートの時刻を待つマシンの群れ。ここに並んでいるのは、いずれもデイ1を無事に走りきったマシンのみ。あとしばらくしたら、再び激戦が再開されるのだ

このインテグラは昨日のステージでコースアウトし、リアから斜面を滑り落ちたもの。スーパーラリー(リタイヤしても規定時間内に修復できれば、翌日に再出走できるシステム)を適用して夜通し修復が続けられ、見事規定時間内にマシンを並べることができた。右リア周りを大きく破損していたが、遠くからではわからない程度に修復されていた

メロン号、パルクフェルメ=アウト。すぐさまサービスCに入り、今回のイベントで最後となる整備を受ける。といっても前日最終のサービスで目ぼしいメニューは終えており、ここでやることはスペアタイヤを積載することだけだ

20分のサービスを終えて、最後のセクション3に旅立っていく。サポートチームの仕事は、ここで終了。あとはこの2人にまかせるしかない

マシンが旅立ったあと、サービスパークの各チームは撤収作業に移る。フィニッシュ会場はここから約10kmはなれた丹生川村庁舎で、マシンが帰ってくるまでにそちらに移動しておかねばならない。大量の機材を、手分けしてサービスカーに積み込んでいくのだ

SS(距離) ステージタイム(トップ差) クラス総合タイム(トップ差)
SS11/牛牧-無数河
(14.70km)
11:49.0(+6.1)1:05:45.5(TOP)
SS12/牛牧
(8.11km)
6:16.0(+2.2)1:12:01.5(TOP)
SS13/無数河
(6.13km)
5:02.0(+2.7)1:17:03.5(TOP)
SS14/牛牧下り
(8.09km)
6:18.2(TOP)1:23:21.7(TOP)

 よし、獲ったあ! メロンブックス・インテグラ、「ハイランドマスターズ」JN-3クラス優勝だ!! デイ2のタイムを見てみると、メロン号は後続のタイムを睨みつつ適度に力を抜いて、完走ペースで手堅く走っていることがわかる。

 驚くべきは、デイ1でコースオフによりマシンを損傷していたポイントリーダーのMASCインテグラが、デイ2に入って一気に5位まで急浮上してきたことだ。今回、MASCインテグラがもし3位以内に入っていたら、2010年シリーズチャンピオンはこの時点で確定していた。デイ1のダメージでそれは叶わなかったわけだが、それでも完走ポイント9.6を得ていっそうシリーズリーダーの座を盤石なものとしたのは、さすがというより他はない。

JN-3トップフィニッシュを飾ったメロン号。そのまま車両保管会場に入り、技術委員の立会いのもと最後の車検を受ける

記者会見を受ける眞貝/田中のメロン号クルー

眞貝選手「今回のラリーでは、1秒差でも良いという気持ちでSSを積み重ねていきました。今回は舗装イベント全勝を狙っていきましたが、まさかジムカーナのギャラリーSSでベストを取れるとは思いませんでしたね(笑)。ラリー中のメンタル面のコントロールは田中さんに全てお任せしていて、今年はそれに大きく助けられています」

田中選手「確かに出会った頃はメンタル面で不安があったが、眞貝選手は速くなりましたね。今回は一発の速さよりも、強く走って最後まで生き残る走り方を心がけてリードしていきました。周囲のタイムを見ながら、その辺りのバランスをとりつつ走れるのは本当に速くなった証拠だと思います」

(次ページへ続く)

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