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痛車でラリー! メロンブックスインテ奮闘記 第10回

ターマック全勝! メロンインテ、岐阜で今期4勝目

2010年10月28日 18時00分更新

文● 中村信博 ●写真/中島正義

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気温は一気に下がったが
チームのモチベーションは高いまま!

 16日午前6時、高山市東部にある「ほおの木平スキー場」に開かれたサービスパークに到着。気温は摂氏4度で、秋を一気に飛び越して初冬の肌寒さだ。周囲の山の木々は真っ赤に染まり、きっと競技ステージは燃えるような紅葉に囲まれているに違いない。サービスパークはまだ人の気配もまばらで、乗鞍スカイラインに向かうシャトルバスを待つ観光客の姿だけがちらほらと見える。

「ほおの木平スキー場」は、乗鞍スカイラインへのバスの発着場となっていて、朝早くから大勢の観光客がつめかけていた。遠くに見えるアルプスの山並みは紅葉に染まっていて、ラリー以外でも一度行ってみたいところだ

 他のチームのサービステントにお邪魔してコーヒーをご馳走になっていると、8時過ぎに眞貝・田中のメロン号クルーとメカニック2名が到着。今回は前戦の新城とはうって変わって、メカニック2名にマネージャー1名、それに筆者の計4名という最小限のチーム編成だ。ホスピタリティも群馬のマルシェラリーチームにお願いすることになっている。

出走前車検中のメロン号。今年5回目となる車検、もちろんメロン号が引っかかる項目はまったく無い

これが今回お邪魔した「マルシェラリーチーム」のサービステント。他にもいくつかのチームの寄り合い所帯となっている

そして、これが今回のメロンブックス・ラリーチャレンジのサービスブース。新城の時とくらべてあっさりとしたもんだけど、観客が来ない上にホスピタリティを気にする必要がないので、この程度で十分なのだ

 早速コドライバーの田中選手に今回のステージ状況について尋ねてみる。すでに出場選手は昨日のうちにレッキ(事前試走)を終え、ペースノートの形でステージの情報が記されている状態だ。今回のポイントは、最初のサービスAを終えたあとのセクション2。14km超のロングステージ2本を含む長い行程のセクションだが、時間的にナイトステージとなるため、攻め方によっては大きなタイム差が生じるセクションだった。

 田中選手によると、「一部で路面がダートのようになっているところがあり、今回はいかにマシンを壊さずに最後まで走りきれるかが重要。周囲のタイムを見ながら慎重にアタックしていく」とのこと。SS距離は半分以下だが、「ラリー北海道」のような耐久イベントとなるに違いない。

 天候は晴れ。気象庁発表の予報でも、この土日は比較的安定しているとのことで、今回はタイヤチョイスにも迷いがない。フロントはミドルコンパウンドで毎回のサービスごとに交換し、リヤはソフトコンパウンドを、こちらは2日間ワンセットで通す予定だ。リエゾン(SSとSSをつなぐ移動区間)が長いために空気圧は若干低めにして、SSスタートの時点で自然に適正圧となるようにセットしておく。

今回もダンロップ、それにアドバンのタイヤサービスは大忙し。順番を待つ間、仕事ぶりを見学していたが、ただでさえ堅くてホイールに装着しにくい競技用タイヤを、アッという間にはめ換えてしまう。まさにプロの技だ

今回我がチームが用意したタイヤは、全部で20本。ハード、ミディアム、それにソフトの3種類のコンパウンドがあり、今回のイベントではそのうち10本を使用できる

 今回のイベントのステージ構成は、高山市街地の東部と南部の2つのステージ群に分かれており、まず東側エリアは急峻な峠道をアタックする中速ステージ「駄吉(だよし)」と、駐車場を利用したジムカーナ風ステージの「高山スキー場」の2つ。対して高山南側エリアは、コース幅が狭く荒れた「無数河(むすごう)」と「牛牧(うしまき)」、それにこの両者を結んだロングステージの、3本のルートが設定されている。

 2日間の総走行距離411.98km、SSは14本105.25km。距離としてはそれほどの長さではないが、ステージの高低差が大きく、特にNAエンジンのインテグラではピークパワーの落ち込みも激しい。いかにコンスタントに高いパフォーマンスを発揮できるかが腕の見せ所だ。

(次ページへ続く)

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