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Mac mini de 家鯖 第12回

Mac miniをWiki&ブログサーバーとして使う

2010年10月26日 20時00分更新

文● 海上忍

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Snow Leopard Server搭載Mac mini

「Snow Leopard Server搭載Mac mini」

 Mac miniといえば、アルミ製薄型ボディーにMacらしさをギュッと詰め込んだマシン。コンパクトなデスクトップ機を好む層だけでなく、Macの中でもっとも低価格なために入門機として選ぶ人も多いようです(Apple Storeで見る)。

 本連載「Mac mini de 家鯖」では、「Mac OS X Server v10.6 Snow Leopard」(Snow Leopard Server)をバンドルしたIntel Core 2 Duo(2.66GHz)搭載モデルを対象に、ホームサーバーの役割を担う「もう1台のMac」としての活用方法を紹介していきます(連載目次はこちら)。

ウェブブラウザーからMac miniの機能にアクセス

 サーバーは「管理するもの」であり、また「利用するもの」だ。サービスの管理だけではSnow Leopard Serverの全貌が見えてこないため、クライアントソフトを通じてサーバーの機能を活用することも検討してみよう。

 他のサーバーOSと同様、Snow Leopard Serverもウェブブラウザーでのアクセスを前提としたサービスを提供している。デフォルトでHTTPサーバーなどいくつかのサービスが稼働しているため、ウェブブラウザーでアクセスすればいくつかの機能を利用できる。ここでは、Bonjourのアドレス(http://コンピュータ名.local)を指定し、アクセスを開始してみよう。

Mac mini Server側の準備は、サーバー環境設定の「Web」パネルをこのように設定しておくだけ

 サーバーに接続すると、トップ画面には青地の「Mac OS X Server」ロゴと、[My page]、[Wikis]そして[Blogs]のボタンが現われる。ボタンをクリックして認証が完了すると、Mac mini Server上にアカウントを持つユーザーの個人ページへと遷移する流れだ。

クライアント側のウェブブラウザーでアクセスしたときのトップ画面。Safariだけでなく、FirefoxやInternet Explorerでも変わらず利用できる

Mac mini Server上にアカウントを持つユーザーとしてログインする

 「My Page」は、いわゆるホームページで、メール(Mac mini Server上で運用しているメールアカウントにウェブメールでアクセス)やカレンダー、WikiやブログといったMac mini Serverのサービスを一覧するときに使う。最新更新日時も表示されるので、どのサービスにアクセスすべきか(タスクとして滞留しているか)が一目瞭然だ。

 「Blogs」と「Wikis」は、ブログとWikiの各ページに直接リンクしているボタンだ。ウェブページの下部に配置された「マイページ」というリンクをクリックすれば、[My Page]ボタンで表示されるページへ遷移するため、結局はどのボタンからログインしても利用できるサービスは同じだ。

(次ページへ続く)

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