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「バツイチ」の電子書籍市場に挑む、「Book☆Walker」

2010年10月26日 14時29分更新

文● ASCII.jp編集部

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 角川コンテンツゲートは26日、電子書籍プラットフォーム「Book☆Walker」(ブックウォーカー)の開始を発表した。ストア機能とビューア機能を兼ねたもので、オープンは2011年4月。今年12月にはそれに先行し、iPad/iPhoneアプリ版をβ版として配信する。

 オープン時には、ライトノベルやコミックを主に、小説、新書、写真集、雑誌など角川グループ各社から1000作品を配信。グッズやソーシャルゲームなど、書籍以外も配信予定だ。角川グループ以外の出版社からも、配信するコンテンツを募集していくという。

 売上規模は、2014年までの3年間で30億円超を目指す。対応端末は、スマートフォン、タブレット端末、パソコンなど。ツイッターから感想コメントをつけたりする、ソーシャルメディアとの連動機能(ソーシャルリーディング機能)も持たせるという。

2010年12月にiPad/iPhoneアプリ版、2011年4月にマルチプラットフォーム版をオープン予定


電子書籍の「星雲」作りたい

 角川グループホールディングスの取締役会長、角川歴彦氏は「一度大きな失敗をした、『バツイチ』の市場だったかもしれない」と日本の電子書籍市場を振り返った上で、「エンターテインメント産業を変えていくようなものにしたい」と抱負を述べた。

角川グループホールディングス取締役会長 角川歴彦氏

 その上で角川氏は今回の事業について、「電子書籍市場は広い宇宙のようなもの」と自説を展開する。

 「星(電子書籍)同士がいくらリンクされていても、顔を上げなければ気づかない。音楽におけるiTunes Storeが電子書籍にまだなかった。1点1点を輝かせてみても、読者にはなかなか届かなかったのが現状」(角川氏)

 このように語った上で、事業全体を「宇宙の星の中に1つの星雲を作るようなもの」と総括。

 「文化は多様性が大事、我々が独占するようなプラットフォームをつくるべきではない。オープンなものを目指していきたい」と記者団に話した。

 事業の詳細は11月12日~14日、秋葉原UDXで開かれる「電子書籍・コミック サミット in 秋葉原」で発表の予定。詳しくは公式サイトから。


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