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いま旬のビジネスPC 第21回

キューブ型PCサイズ並みに小さいフットプリント

HPの「ProLiant MicroServer」を試す

2010年10月25日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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消費電力が低くて動作音も静か

 前ページではCrystalMark 2004R3と、CrystalDiscMark 3.0を実行してベンチマークを計測した。それと同時に、ベンチマーク中の消費電力をワットチェッカーで監視してみたところ、最大消費電力は33Wであった。一方、アイドル時は28Wで安定していた。

背面には大型ファンが搭載されている

 また、ベンチマーク中の騒音も聞いていたが、アイドル時と高負荷時で動作音に変化はなく、ほぼ無音状態だった。これはCPUクーラーがファンレスであることに加えて、筐体背面にある大型の排気ファンが静音性に貢献しているのだろう。


CPUパワーが求められない用途で安価にサーバを構築可能

 MicroServerは、本体の小ささから設置場所に困りにくく、本体価格は3万7500円と、価格面でも他のサーバー製品よりは低く抑えられている。そして何より静かなので、少人数規模のオフィスでも動作音が気にならず、業務に集中できるだろう。

 サーバーOSの価格は別途考える必要があるものの、Linux系サーバーOSなど、比較的安価な、あるいは無料のサーバーOSの知識があれば導入費用を最小限にすることができるので、一度検討してみたい製品だ。

今回の評価機「HP ProLiant MicroServer」の主なスペック
CPU Athlon II NEO N36L(1.3GHz)
メモリー 1GB
グラフィックス オンボード
ストレージ HDD 160GB
インターフェース アナログRGB出力、USB 2.0×7、1000BASE-Tなど
サイズ 幅210×高さ267×奥行き260mm
重量 約5.98kg
OS なし
直販価格 3万7500円

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