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いま旬のビジネスPC 第21回

キューブ型PCサイズ並みに小さいフットプリント

HPの「ProLiant MicroServer」を試す

2010年10月25日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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キューブ型PC並みの小ささのサーバー機

 MicroServerの本体は、幅210×高さ267×奥行き260mmと、キューブ型PCやHDDを3~4本収納できるNAS程度の大きさに収まっている。そのため設置面積も、A4用紙の幅210×奥行き297mmより小さく、電話機やプリンターを置く棚に設置することも可能だろう。

 そして本体前面のカバーを開くと、HDDトレイが4つ現れる。評価機では、このうち一番左のトレイにHDDが収まっていた。トレイを取り出すには、トレイ前面下部にあるロックボタンを押す。するとロックが外れてレバーが飛び出してくるので、それを持って引き出すという仕組みになっている。ただ、ホットスワップには非対応なので、トレイの取り外しは電源を落とさないといけない。

トレイを引き出している様子。なお、トレイにHDDを固定する際は、4本のインチネジを用意して左右からネジ止めする必要がある

 挿入するときは、前述とは逆の手順で行うが、このときはレバーを押せば自動でロックがかかる仕組みになっている。レバーを押すときは若干力が必要だったが、トレイの作りがしっかりしていて、きちんと固定されるため、安心感があった。

写真手前に見える2つの青いプラスチックカバーに覆われたネジを外すと、マザーボードを固定しているマウンターごと引き出せる

 このほかにも、マザーボード上にはメモリスロットが2本あり、4GBのメモリーを2本で最大8GBまで増設できる。また、PCI-Express x16スロット、同 x1スロットが1本ずつ用意されているため、ここにロープロファイルでハーフレングスの拡張カードを増設することも可能だ。

 なお、メモリーなどを増設する場合などはマザーボードを取り出す必要がある。マザーボードを取り出すには、前面にある2つの青色のネジを外すと、マザーボードが固定されているマウンターごと引き出せる仕組みになっている。

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