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フラッシュストレージが速い! MacBook Airを徹底ベンチ

2010年10月26日 21時00分更新

文● 広田稔

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CPUのテスト

 主にCPU性能を測るテストでは、すべてがCore 2 Duoを採用しているため、クロック周波数相当といった感じで並んでいる。

 新MacBook Airが搭載するのは、11インチモデルがCore 2 Duoの1.4GHz(SU9400)、13インチモデルが同1.86GHz(SL9400)だ。ミニノートが採用するAtomシリーズよりはマシとはいえ、Core iシリーズが主流になった今では、お世辞にも速いCPUとはいえない。重い画像処理や動画のエンコードを始めると、その差が目立ってしまう。

 といっても、動画のエンコードや画像のフィルター処理は、ほとんどの人にとって関係ない話のはず。後述するようにディスク性能が高いこともあって、メールやウェブを見る分にはまったく支障なく快適に使えていた。

iTunes 10.01を使い、40分のAIFFファイルをAAC/128kbpsでエンコードするのにかかった時間を計測

Pro版のQuickTime Player 7.5.5でDVファイルを読み込み。「ファイル」メニューの「書き出す」を選んでH.264(「ムービーからQuickTimeムービー」の初期設定)のエンコードを完了するのにかかった時間を計測

「Adobe Photoshop CS5」のアクションを使用し、4064×2704ドットのTIFF画像に、15種類のフィルターを連続して適用した際の時間を計測


グラフィックのテスト

 グラフィックは、3D描画の性能で旧世代より大きく進化して、現行モデルと肩を並べる形となった。3Dゲームなどはより快適に楽しめるだろう。

 なお、新MacBook Airが採用するグラフィック統合チップセット「NVIDIA GeForce 320M」は、現行ラインアップでもMac mini/MacBook/13インチMacBook Proが採用している。

「Adobe Photoshop CS5」で縦1万4400×幅640ドットの画像を開き、100%表示で上からしたまでスクロールするのにかかった時間を計測

独マクソン・コンピュータのベンチマークソフト「CineBench」を実行。CPUはCPUの、OpenGLはGPUの性能が分かる

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