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iPad徹底活用レシピ 第12回

就寝前/起床時にiPadをベッドの中で活用する

2010年10月22日 18時00分更新

文● 柳谷智宣

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 また今回、開発中の「電子書籍用受板」もお借りできたので試してみた。iPadなどの電子書籍端末をセットするのに最適なスタンドで、PC用の受け板と交換するだけで利用できる。PC用よりも楽に装着でき、しっかりと固定できる。とはいえ、一度固定してしまえば、操作性はPC用と変わらない。「電子書籍用受板」は11月上旬に発売予定で、PC用の受板の代わりに選択すれば、価格は同じ1万5540円。PC用と電子書籍用の両方がほしいなら、オプション扱いでプラス4200円となる。

「電子書籍用受板」の試作品にiPadをセット

 iPadを空中に固定しているので、寝落ちしてしまってもiPadを落としてしまうようなことはない。以前、横向きで使いながら寝落ちした時、朝起きたらiPadを体の下敷きにしていたことがある。故障はしなかったが、危険だ。

 筆者がしばらくこのスタンドを使ってみたところ、利用することが多いのは1位が電子書籍、2位が動画再生、3位がブラウザーだった。頻繁にページをめくる電子書籍ビューワーの操作はやや手間がかかった。iPadの電子書籍ビューワーを、iPhoneからリモートでページ送りできるアプリが登場したら、少々高くても買ってしまいそう。最近、iPadとiPhoneで連携するアプリが増えているので、「GoodReader for iPad」(230円)や「ComicGlass [コミックリーダ]」(230円/2010年10月22日現在セール中で115円)などの”神アプリ”が対応してくれることを期待したい。

 「PCセットスタンド」とiPadの組み合わせは、iPadをヘビーに使っている人だけでなく、休日はベッドから出ないという人や、病気やけがでしばらく寝たきり生活になる人にもお勧めだ。

GoodReader for iPad
作者 Good.iWare 価格230円
ファイル容量11.1MB カテゴリ仕事効率化
対応デバイスiPad互換 対応OSiOS 3.2以降
ComicGlass [コミックリーダ]
作者 RR Soft 価格230円
(2010年10月22日現在
セール中で115円)
ファイル容量2.3MB カテゴリユーティリティ
対応デバイスiPhone/iPod touch
およびiPad互換
対応OSiOS 3.1.2以降

寝転んだままiPadを手持ちで使う

 奥さんや恋人がいるなら、1人用の「PCセットスタンド」を導入するのは難しいかもしれない。ダブルベッド用の読書スタンドを出してほしいところだが、それまでは手持ちで操作するしかない。

 うつ伏せで利用するなら、iPadの天地をひっくり返して使うのが基本だ。ベッドに置いて操作すると、下側にあるスピーカーとドックコネクタをふさいでしまうからだ。横向きで使う分にはどちらでも構わない。

iPadは逆さまにする

 バッテリーの残量が十分ならそのままベッドに持っていけばいいが、足りないようなら充電ケーブルをつなぐ必要がある。付属のUSB充電ケーブルは短いので、100均などで購入した延長コードを利用している。

バッテリーが足りないなら充電ケーブルを接続

 先日、海外のニュースサイトで、寝る前にiPadを使うと睡眠サイクルが乱れるという記事が出ていた。寝る直前に明るい画面を凝視すると、体内時計がずれてくるというものだ。それをいうなら、iPadに限らず、TVでもパソコンでも同じことだと思うが、念のために画面の明るさを落としておこう。また、子供向け番組の注意点と同じだが、部屋の照明は落とさず、明るい部屋で利用しよう。真っ暗な部屋では、iPadの輝度を最低にしても明るすぎるのだ。筆者はあまり意識せずにその状態で電子書籍を読んでいたら、2時間ほどで頭痛がしてきた。影響は人によって異なるだろうが、注意してほしい。

ベッドで使うなら明るさは控えめにする

 横向きで使うなら、画面固定スイッチが活躍する。ベッドでは横向きにしても、縦表示のままでないと見にくくなってしまうからだ。iPhoneは設定を変更する必要があるが、iPadは物理的なスイッチがあるので楽だ。

横にしても画面が回転しないようにロックする

(次ページへ続く)

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