特徴その3・スタンバイ時間が長い!
スタンバイ時間が長いのも見逃せない。MacBook Airの液晶ディスプレーを閉じてスリープ状態にすると、最大で30日間持続できるという。例えば、メインマシンとしてデスクトップを、サブノートとしてMacBook Airを使う場合、数日間、MacBook Airを放置する状況が出てくるかもしれない。そうしたケースでスリープを解除してもきちんと使えるだろう。
バッテリー駆動時間は、11インチモデルで最大5時間、13インチモデルで最大7時間。実際、11インチモデルで、アップルが配布しているスペシャルイベントのムービー(H.264/640×360ドット)を流しっぱなしにしてみたところ、3時間47分動作した。ACアダプターなしで1日持ち歩いてヘビーに使うのは厳しいが、合間にメールチェックするような使い方なら間に合うかもしれない。
編集部で大絶賛だ!
というわけでざっくり特徴を見てきたワケだが、正直、新しいMacBook Airはネットで見るのと実物を触るのではかなりイメージが変わってくる。筆者もニュースを聞いたときは「ふーん、11インチが出たんだ」ぐらいな感覚だったが、実物を前にすると大人げなく興奮してしまった。まさに「考えるな、感じろ!」系の製品……といってもいいんじゃないでしょうか!?
振り返ると2008年1月、MacBook Airが初めて発表されたときに日本のモバイル系Macユーザーは狂喜乱舞したものだ。インテルCPUに切り替わったタイミングでラインアップから12インチPowerBookがなくなり、しばらくモバイルに向いたノートがなかったからだ。
しかし、実際に所有してみると、液晶サイズが13インチとネットブックなどより大きく、持ち運ぶカバンも大きめになってしまうという点に使いにくさを感じる人もいた。USBが1基、メモリーの上限が2GB、スピーカーがモノラルといった点も、ときには割り切りが必要だったかもしれない。
そうした不満が今回のモデルでかなり解消されている。誤解を恐れずに言えば、普通に使えるモバイルノートになったということだ。
社内で開封したときには、通りがかりのMac好き編集者がわらわらとよってきて、特に11インチモデルを「軽い!」「これは欲しいなー」と絶賛していた。
ぜひ皆さんも店頭で実物を触ってみてはいかがでしょうか? 詳細なベンチマークは後日、お届けする予定だ。