このページの本文へ

はじめてのサーバー導入奮闘記 第4回

設定の難解さに頭を抱えること丸2日

共有フォルダーのアクセス制限に挑戦する

2010年10月18日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

アクセス許可の詳細設定画面を発見

 いろいろと設定画面を見ていくうちに、セキュリティタブを開いた画面に「詳細設定」ボタンがあるのを発見。もしやと思いクリックしてみると、「セキュリティの詳細設定」画面が開いた。

プロパティ画面のセキュリティタブ

セキュリティタブ画面で詳細設定ボタンをクリックすると開くセキュリティの詳細設定画面

 この画面で「アクセスの変更」ボタンを押すと、画面が切り替わり、「追加」「編集」「削除」ボタンが出現。そしてアカウントを選択して編集ボタンをクリックすると、セキュリティ画面よりもさらに細かい設定をアカウントごとにできる「アクセス許可エントリ」画面が表示された。

共有の詳細設定画面にあるアクセスの変更ボタンをクリックすると画面が切り替わる

ユーザーアカウントを選択して編集ボタンをクリックすると表示されるアクセス許可エントリ画面

 アクセス許可エントリ画面でいろいろと設定をいじってみたところ、共有フォルダー「data」に対して、syachoアカウントは自分のファイルのみ削除・変更でき、ファイルの保存も可能になった。

 これで解決かと思いきや、miraiアカウントはファイルの削除・変更を禁止しているので、ファイルの閲覧と保存しかできない。試しにsyachoアカウントと同じ設定にしてみると、やはり自由に変更・削除できてしまう。

 これはお手上げ……いや、この設定を使えばうまくいくかもしれない!

 思いついたのは、共有フォルダーの下に、各社員ごとの個人用フォルダーを作ること。そして個人用フォルダーの中にあるデータを変更・削除できるのは本人だけで、他の社員は閲覧とファイル保存のみを許可する。

 こうしておけば、大容量ファイルも社内サーバーで安全にやり取りでき、他人のファイルやフォルダーを変更・削除する心配もない……はずだ!


社員用の個人フォルダーを作成する

 まずは、作成した共有フォルダー「data」に対して、syachoアカウントとmiraiアカウントのアクセス許可のレベルを「読み取り」に設定した。試してみたところ、ここで書き込みを許可してしまうと、その下位フォルダーにまで適用されてしまうどころか、下位フォルダーごと削除できてしまうため、読み取りのみ許可にしておいた。

ファイルの共有画面で両アカウントのdataフォルダーに対する権限を「読み取り」に設定

 次に「data」フォルダーの中に個人用のフォルダーを作成した。今はまだ設定段階なので、判別しやすいよう、フォルダー名はIDと同じにしておいた。セキュリティ上よろしくないので、後で変更しておこう。

僕用の「mirai」フォルダーと社長用の「syacho」フォルダーを作成した

カテゴリートップへ

この連載の記事

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ