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冬になっても天候不順な日本ではもはや必需品

雷や停電でも作業を止めない 「APC RS 550」で安心を!

2010年10月27日 10時00分更新

文● 広田稔、撮影●小林伸、篠原孝志(パシャ)、モデル●山口立花子

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「APC RS 550」の魅力その4
電圧の安定供給もポイント

 日本の電源は定格電圧100Vで提供されているが、必ずしも常に100Vキッチリで保たれているわけではない。電子レンジやレーザープリンターなど、消費電力の大きい機器を使う際には電圧が下がるし、電気食いの工場や冷凍施設が近くにある家では、そもそも電圧が低い可能性がある。

 一般に家電製品は、電圧が上下10%ほど変動しても大丈夫なように作ってあるが、それを外れた環境でパソコンを使い続けると、不意にシャットダウンしたり、内部パーツに負荷がかかって壊れてしまうトラブルにつながる。

 たとえば「なぜか買ってくる外付けHDDが次々と壊れる……」という場合、HDDの不良だけでなく電源のトラブルも疑え、というのは自作ユーザーの間でしばしば語られる格言だ。

 APC RS 550では標準設定で82~123Vの電圧に対応。自動電圧調整機能(AVR)で電圧を100Vに整えてくれるので、トラブルや機器の寿命を短くする心配がなくなるだろう。またAVR自体も電力を消費するが、APC RS 550はAVRバイパス機能を搭載しており、必要なときだけ動作するので無駄に消費しない。

「APC RS 550」の魅力その5
機能と価格のバランスがGood!

 さて、ここまでメリットを見てきたが、一番気になるのは価格だろう。山口さん、いくらぐらいだと思います?

 「大きくて重いですし、いろんな機能がついているので、4、5万円くらいでしょうか……」(山口さん)

 外観だけならば確かにそう見えるのだが、実はそんなに高価ではない。ネット通販での実売価格は1万円半ば~2万円程度だ。APC RS 550が内蔵するバッテリーの交換目安は約4年(室温5~25度で使った場合)なので、1年あたりのコストで見るとさらにお手頃だ。

 これをお得と見るかは、人によって意見が分かれるかもしれない。しかし、フリーライターの筆者にとっては、「停電で仕事が止まった」というのはまったく言い訳にならないし(言ったところで担当編集にはきっと鼻で笑われるだろう)、また過去の原稿や資料といったデータはなによりも大事。それに対する保険と考えれば、とても安い投資と感じる。


これまでUPSを使ったことがない人にこそ
その重要性に気づいてほしい

 落雷や停電、電圧が不安定といった状況でAPC RS 550がいかに役立つか──。こうしたトラブルで苦汁をなめたことのある人なら実感できることだろう。パソコンが壊れたり、停電で作業を中断させられることの被害額は数万円程度ではとても収まらないことが多い。

 UPSの重要性にこれまで気づいていなかった人も含めて、これを機会にUPSを導入して、電源周りのトラブルをなくしていただきたい。


動画をまだ見ていない人は改めてチェック!

■前編:「停電! UPSはその時どう動く!?」
■後編:「UPS 機能解説」


APC RS 550の主要スペック
運転方式 ラインインタラクティブ方式
定格入力電圧 AC100V
入力電圧許容範囲 初期設定 下限82V、上限123V
出力コンセント数 6個(バックアップ×3、
サージ保護のみ×3)
バックアップコンセント最大出力容量 550VA/330W
定格出力電圧 100V±8%
サージ・ノイズフィルター あり
電話・ネットワーク回線保護 アナログ回線、ADSL、ISDN、
10/100BASE-T/TX
バッテリ通常寿命(使用温度:年数) 5~25度:4年、
30度:2.8年、35度:2.0年
寸法(W×D×H) 91×310×190mm
重量 約7.1kg
無償保証期間 2年間

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