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絵心ゼロでも漫画はできる! 田中圭一氏、「コミPo!」を語る

2010年10月15日 16時00分更新

文● まつもとあつし

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初音ミクのように、制約ある環境から名作が生まれる

田中 とはいえ、プロの方向けの「ネームエディター」としてのニーズはあると考えています。また、「コミPo!を使ってビジネスをしませんか?」という呼びかけもしていくつもりです。企業キャラクターの制作を受託して、オーダーメイドのキャラクターを納品させて頂いたり、コミPo!ユーザーに提供して使って貰うという展開もやります。

ネーム : マンガにおける絵コンテのようなもの。ストーリーに基づいてキャラクターが何ページのどのコマでどのようにセリフを語るか、などを構想するためのラフなスケッチ。


―― コミPo!上で利用できるキャラクターや、でき上がった作品を広告に利用できるということですね。

田中 はい。なにぶん予測の立てにくい種類のソフトではありますが、コミPo!は理想としては3~5万人のユーザーを獲得したいと思っています。「マンガ版初音ミクだ」と仰って頂いたコメントもありましたが、(コミPo!による)マンガは音楽よりもずっと敷居は低いはずですから、とんでもなく高い目標だとは思っていません。作っていただいた作品はもちろん広告のような商用利用をして頂いても問題ありません。

初音ミクを使った「音楽制作」よりも、より敷居の低いものを目指したという


―― PVの終わりには「コミPo!製作委員会」の文字もありました。

田中 実はコミPO!についてはLLP(有限責任事業組合)を設立して、いろんな会社さんと一緒に事業を進めていくべく準備を進めています。将来的にはアライアンスの輪を広げたいですね。

 実はすでに、例のプロモーション映像が流出してから、ブクログのパブーさんなど、いくつかの漫画投稿サイトから「発表の場を提供したい」とのお声がけをいただいています。クリエイターさんたちのコラボを生み出すようなツールとしてコミPo!を紹介し、作品を募るといったアイディアが出てきてます。

 1つのシナリオを提供して、複数の作家さんにコミPo!を使った作品を競って作って頂くという感じですね。実際、何人かの方にトライアルで使って頂いたのですが、同じストーリーでも人によって全く違うコマ割り、演出になってすごく興味深かったんですよ。キャラクターは同じなんですが、その人の「色」が出ますね。

 コミPo!だけではゼロから作る従来のマンガのような高度な創作は難しいのが正直なところです。けれども、例えば携帯小説のように非常に限られた表現・あるいは声色が限られた初音ミクのような制約のある創作環境の中から名作が生まれてくる、そんなことが起こっても良いんじゃないかなと思いますね。

メインキャラクターは「小石川美保」、愛称は「こみぽちゃん」。AKB48の仲谷明香さんが声優(!)を担当するらしい

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