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ガラケーはやっぱりスゴイ! ケータイの機能をとことん調べてみた 第38回

3G回線対応のフォトフレームとケータイとの相性は?

2010年10月12日 16時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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ソフトバンクの「DPF-NS70」は
自分で写真を見たい人向け?

 まずはスペックを比較してみた。

  ドコモ
「フォトパネル02」
au
「Photo U SP01」
ソフトバンク
「HW002」
ソフトバンク
「DPF-NS70」
月額利用料金 月390~780円
(2年契約前提)
月390円
(2年契約前提)
月490/790円(2年契約前提)
本体サイズ 177×263×28mm 189×128×26mm 177×263×29mm 149.7×218.7×39.3mm
画面サイズ 9型 7型 9型 6.8型(有効サイズ)
画面解像度 800×480ドット 800×480ドット 800×480ドット 800×480ドット
主な操作スタイル タッチセンサー リモコン タッチセンサー リモコン
内蔵メモリ容量 約256MB 1GB 約384MB 約2GB
対応画像形式 JPEG、プログレッシブJPEG、BMP、GIF JPEG、GIF、Flash Lite3.1(アニメーション) JPEG、GIF、BMP JPEG、BMP、TIFF、RAW
画像を送る方法 事前に登録後、メールか専用サイト経由 メール メール メール
対応外部メモリ SD(SDHC対応)/MMC SD(SDHC対応、最大16GB) SD(SDHC対応、最大8GB)/MMC(2GB) メモリースティックPRO/HG デュオ(最大32GB)/SD(SDHC対応、最大32GB)/CF(最大32GB)

 スペックを見ると共通している部分が多いものの、本体サイズ自体はauのPhoto Uがひと回り小さい印象。ちなみに同じ7インチでもDPF-NS70はゴツイ感じである(飾っていればわからないが)。

 画像を送る際の操作としては、ドコモのフォトパネル02だけは少々面倒くさい仕組みになっている。他の機種のように、単純に指定のメールアドレスに画像が添付されたメールを送ればいいのではなく、あらかじめ画像を送るユーザーやケータイを設定しておく必要がある。

 その代わりにウェブ専用サイトで送信済の画像も管理できるようになっている。たとえば間違えて送った画像を削除することが可能なのだ。またDPF-NS70は、コンパクトフラッシュのスロットが用意されている。画像フォーマットもTIFFとRAWデータに対応するなどと、デジカメで本格的に写真を撮影する人にも便利な存在だ。リモコンもテレビやレコーダーのリモコンに近く、より多機能を使いこなせる人が前提となっている。

 フォトパネル02とHW002は大きさやタッチセンサーの位置などが似ているものの、メニューの表示などは大きく違った。なお、HW002はサイト上での説明ではタッチパネルとなっているが、ここでは写真を表示している画面を直接触れて操作しないので、タッチセンサーと表現している。

 どの製品でも画像を送る際のメールに含まれる本文を表示したり、ディスプレイの明るさを変更する、時計を表示させるといった機能は共通で、特段機能が突出している、もしくは物足りない、という製品は無かった。ソフトバンクからリリースされた当初のPhotoVisionでは自社ケータイからのメールしか受信できない制限があったが(のちに対応)、今回の4製品すべてで他社ケータイからの写真を受けられるようになっている。

 それでは各製品の印象をピックアップしていこう。

タッチセンサーの操作が快適 ハードルは最初の設定?
ドコモ「フォトパネル02」

 ハードウェア自体はHuawei製。実際に利用する前に最初にいくつか設定をする必要がある。まずは「お便りフォトサイト」でフォトパネルの登録を行ない、管理者として自分を指定する。ケータイから写真を送りたい場合は、管理者がこのサイトから招待状を送る仕組みだ。

写真を送れるようにするには、あらかじめ管理者が情報を入力してケータイに招待状を送る必要がある

 他のフォトフレームは専用メールアドレスを知っていれば、誰でも簡単に写真を送れるので、フォトパネル02はどうしても最初のハードルが高く感じる。ただし前述したように、このお便りフォトサイトでは、フォトパネル02に表示する写真を管理できる。フォトパネル側からでも写真は削除できるが、パネルを送った相手に操作をさせたくないとき、間違って変な画像を送ってしまったときなどに、サイト経由で削除できるのは安心だ。

単純にメールで写真を送りつけるのではなく、クラウド上のサービスと連携し、送った写真も削除できるのが特徴的である

 次にフォトパネル自体の操作性だが、タッチセンサーのレスポンスが良く、使い勝手がスマートフォンに近い感じを受けた。カレンダーを表示させたり、メッセージを見たりするなら、このレスポンスはありがたい。さらに画像を配信するコンテンツサービスも用意している。

フォトパネル02は、画面の側面にあるタッチセンサーで操作する

 なお料金については、2年契約を前提とした「お便りフォトプラン割」に加入したときの月額基本料が390円。さらに10万パケットまでの利用で月780円となる。また10万パケット以上は受信しない設定が可能である(制限をつけない場合は上限5985円)。

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