まなめの「週刊Twitterなう！」 第63回

AKB48、ツイッター系サービスも「グッドデザイン賞」！

知事、あゆ、相次ぎ炎上（27日）

　ツイッターで有名人アカウントがらみの「炎上事件」が多発している。

　初めは東国原英夫知事（@higashitiji）。27日の「ソフトバンク優勝、おめでとうございます」と野球結果を祝福するツイートに対し、「業務時間内では？」「この情報は知事の仕事と何の関係があるの？」と質問攻めにするユーザーがあらわれた。

　執拗に質問がくりかえされたことで、東国原知事のフォロアーからは「そんなに喧嘩腰にならなくていいのに」「仕事と遊びの区別がついていないのはアンタだよ」と責める声が大量に返され、このユーザーはアカウントを閉じてしまった（トゥギャッター記事）。

炎上事件の詳しい経緯は「トゥギャッター」でアーカイヴされている

　翌28日、歌手の浜崎あゆみさん（@ayu_19980408）とファンの間でも、意志の疎通が取れず炎上が発生。

　ユーザーのひとりが浜崎さん宛てに歌詞の話を連続で投稿したが、浜崎さんはその一部である「ツイッターって、ファンと馴れ合う場じゃないと思う」という部分を読み、「Twitterをどう使うかは自分自身で決めます」と返信した。

　その誤解を悲しんだユーザーは「ファンのことを金づるとしか思ってない」と発言したが、今度はこのユーザー宛に多くの浜崎さんファンから「あゆファンと言う資格なし」といったクレームが大量に届き、やはりアカウントを閉じてしまった（トゥギャッター記事）。

　「有名人はラジオのハガキ感覚でRTしてるけど、リスナー(ツイートしてる)本人に直接他のリスナーがたどりつけるってことを理解できてない。ただのアットマークならここまでこうはならないんだけど」という意見が出るなど、十万人規模のフォロアーを持つアカウントの発言力についてあらためて考えさせられる事件だという感想も見られた。

ガラケー、地震で揺れる（29日）

　29日、多くのケータイから一斉に謎のブザー音が鳴り出し、一体何が起きたのかと、ツイッターのタイムラインが騒然となった。

　ブザー音の正体は緊急地震速報。東北地方で発生した地震は、首都圏でも震度4規模と予想され、緊急速報メールが一斉送信された。機種によって受信できなかったり、仕組みを知らない利用者が気象庁に問い合わせたりと、混乱も多々あったという。

　ユーザーからも「突然ドコモとauのケータイがウーウー鳴り出した。何この機能」「緊急地震速報がフロア中の数百台の端末で鳴り響く職場」「みんな訳がわからず、むしろ固まってた」と、驚きが一瞬で広がった。中には、マナーモードでも音が鳴ることから「ケータイ禁止の高校で友人の弟が地震速報で携帯がバレて没収」との報告もあった。

警報ブザーが鳴ったことで、ケータイを没収されてしまった学生も。これも地震の思わぬ余波？

　騒動を受けて「今度鳴ったら落ち着いて行動できる」「次は絶対エリアメール対応機種にしよう」と、フィーチャーフォンの魅力を見直したり、「ケータイよりこっちが早かったな」と、ツイッターの伝播力を賛辞したりと、それぞれの感想が述べられていた。