トッキーのシリコンカバーは、液晶表示の露出している開口部辺りから指先でひっかけて引きはがすことが可能だ。露出した球形の白い本体を両手で力強くひねると真ん中でパカッと割れ、乾電池ボックスが現われる。
内部構造を眺めるだけで開発の苦労があちこちに垣間見えるが、動作構造は極めてシンプルだ。円盤上の片側に単4乾電池3個と分銅が搭載されており、円盤が回転することによって偏心エネルギーが発生する。これがトッキーの不規則な回転運動を生み出しているわけだ。さらに、本来落下時などの液晶保護目的であろう”ひさし”のような柔らかいシリコンラバーのでっぱりが、より予測の付かない回転運動を生じさせるのに一役買っている。
トッキーさえあれば、単身赴任中のパパが、標準搭載のマイクロホン経由で録音したカワイイ愛娘の「おはようコール」で目覚めることも簡単だ。”マメさ”という特技があるのなら、毎朝違う彼女のモーニングコールで目覚めることもできる。しかし、何をしても起きにくいブルーマンデーの朝は、トラック1のワイフのモーニングコールがシャキ~ンとするかもしれない。いずれにせよ、すべてのテクノロジー商品に共通したコンセプトは、「正しい使い方がハッピーな結果を導く」だ。はぶふぁん(Have Fun)!
トッキーの予測不可能な動きと、とまどう愛犬ボビー
今回の衝動買い
アイテム:ナンダホーム/トッキー タッチ(オレンジモデル/ホワイトモデル)
価格:9450円(アークトレーディング)

T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

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