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速くて軽いソニー「α55」の撮影画質をチェック!

2010年10月04日 12時00分更新

文● 荻窪 圭

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ダイナミックレンジを広げる「DRO」と「HDR」

 ダイナミックレンジを広げた写真を撮る試みについては各社取り組んでいるところだが、α55は2種類の方法を用意した。

 ひとつは以前からある「ダイナミックレンジオプティマイザー」(DRO)で、画像処理によりハイライト部やシャドウ部をコントロールする技術。主に暗部を持ち上げるのに使われる。

 もうひとつは最近流行りはじめた「ハイダイナミックレンジ」(HDR)で、α55では露出を変えて3枚連写し、それを合成してダイナミックレンジの広い画像を作り出す。

 新設された「AUTO+」モードでは、逆光だと判断すると自動的にHDRで撮影されるが、P/A/S/Mの各モードでは自分で設定できる。各ポジションでHDRをオンにすると、HDRをかけてない画像も保存されるので保険になっていい。

 HDRはその性質上、被写体が動いているとそこだけずれて合成されてしまうからだ。例えば風が強い日は木々の揺れが致命的になる。

 まずは、ノーマルの画像、DRO、HDRとそれぞれを比較してみる。DROについてはオートのほかに1~5、HDRについてはオートのほかに1~6の強度設定ができる。

 HDRの場合、露出の幅を表し、HDR6にするとその分、露出を大きく変えて撮影する。手持ちだと当然微妙な手ぶれで構図がずれるが、多少なら合成時に補正してくれるのがありがたい。

 ハイライト部では屋根は日差しが直接当たっている狛犬あたり、シャドウ部は屋根の陰に注目していただきたい。


DROの効果

補正なし

補正なし

DROオート

DROオート

DRO 1

DRO 1

DRO 2

DRO 2

DRO 3

DRO 3

DRO 4

DRO 4

DRO 5

DRO 5


HDRの効果

補正なし

補正なし

HDRオート

HDRオート

HDR 1

HDR 1

HDR 2

HDR 2

HDR 3

HDR 3

HDR 4

HDR 4

HDR 5

HDR 5

HDR 6

HDR 6

 HDRを強くかけるほどハイライト部もシャドウ部も残るが、その分コントラストが浅いやや不自然な画像になる。実際には撮影時の彩度を高くして撮る方がいいだろう。露出補正を組み合わせて使えば効果的だ。

左は補正なし(露出補正-1)で右はHDR 6(露出補正-1)をかけたサンプル。光源の白飛びをHDRでおさえてみた

同じく左は補正なしで右はHDR 6をかけたサンプル。HDRによって空も民家の陰も描写できるので、非常にありがたい。だが、風があったので画面上の木の葉がずれて合成されてしまった

夕日を撮影。左は補正なし(露出補正-2)、右はHDR 6(露出補正-2)

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