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「データは世界を動かす」時代に向けたハイエンド・ストレージ

日立、Hitachi Virtual Storage Platform発表

2010年09月29日 07時00分更新

文● 渡邉利和

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データは世界を動かす

日立製作所 情報・通信システム社 プラットフォーム部門CEOの佐久間 嘉一郎氏

 日立製作所 情報・通信システム社 プラットフォーム部門CEOの佐久間 嘉一郎氏は、日立の経営戦略として「高信頼・高効率な情報通信技術を基盤とする社会インフラを提供」する、という方針を紹介した上で、そうした社会インフラを支えるプラットフォーム・ソリューションの重要なコンポーネントとしてストレージ事業を位置づけた。また、同社のストレージ製品が、「エンタープライズ製品分野で5年連続でワールドワイドでトップシェア」「日本国内の外付けストレージ市場で14年連続トップシェア」という実績を紹介した上で、「今後ともユーザーのニーズに応えて、先進的なストレージ製品の開発/提供に努め、ユーザーに安心して喜んでお使い頂ける製品をグローバルに提供し続けていく」との決意を表明した。

日立製作所 情報・通信システム社 プラットフォーム部門COOの小菅 稔氏

 また、日立製作所 情報・通信システム社 プラットフォーム部門COOの小菅 稔氏は新たに策定された同社のストレージソリューションビジョンを紹介した。「DATA DRIVES OUR WORLD」「AND INFORMATION IS THE NEW CURRENCY」「~データは世界を動かす そして、情報は新しい価値を生み出す~」というものだ。また同氏は、ここ数年で急速に成熟したサーバ仮想化に比べてストレージ仮想化の活用がやや遅れ気味であるという認識を示し、「ストレージ仮想化機能の進化へのニーズが高まっている」とした。

ストレージソリューションビジョン

 その上で、求められるストレージ・ソリューションについて「必要なデータを即時活用でき、環境変化に即応し、競争力強化・ビジネス拡大を実現するソリューション」だと位置づけた。同氏が強調したのは、「One Platform for All Data」というコンセプトで、データの内容は特質に関わらず、どのようなデータでも最適な形で記憶できるストレージ・プラットフォーム製品を提供していくという。この方針に沿った将来計画として、同士は「コンテンツ・クラウド向け仮想ファイルプラットフォーム」と「プラットフォーム運用管理費低減をターゲットとした統合プラットフォーム」に言及、今後登場する製品の予告としている。

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