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7モデル20機種が登場

「ナノイー」内蔵! 3Dノートも!! 富士通冬PCを一斉発表

2010年09月29日 13時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 富士通からデスクトップPC「ESPRIMO」とノートPC「LIFEBOOK」の冬商戦向け製品として、7モデル20機種が一斉に発表された。一部機種を除き10月7日発売となる。


「ナノイー」搭載の液晶一体型「FH」シリーズ

「FH900/5BM」

「FH900/5BM」

 まずはデスクトップPC「ESPRIMO」から。液晶一体型の「FH」シリーズでは、従来20型ワイドモデルに3D液晶パネルを搭載していたが、今回新たに23型ワイドのモデルにも3D液晶搭載モデルを用意した。

 23型ワイドモデルは、3D液晶搭載の「FH900/5BM」と、タッチスクリーン搭載の「FH700/5BD」の2機種。この両者には、空気の殺菌、脱臭効果のある「ナノイー」発生装置が内蔵されており、快適な環境でPCの操作が行なえるという。

テレビ録画アプリ「DigitalTVbox」の初期設定。長時間録画が選べるほか、SDメモリーカードや携帯ゲーム機などへ書き出すためのファイルを同時に生成できるようになった

テレビ録画アプリ「DigitalTVbox」の初期設定。長時間録画が選べるほか、SDメモリーカードや携帯ゲーム機などへ書き出すためのファイルを同時に生成できるようになった

 どちらもデジタル3波チューナーを内蔵し、10倍の長時間2番組同時録画が可能。BDドライブも内蔵する。CPUはCore i5-560M(最大3.20GHz)となる。

 20型ワイドモデルはデジタル3波チューナー(×2)搭載機が2機種登場した。3D対応の「FH570/3BM」と3D非対応の「FH550/3BD」で、どちらもBDドライブを内蔵。10倍の長時間2番組同時録画が可能となっている。

 なお、3D液晶搭載モデルは新たにデジタル放送の3D番組視聴にも対応した。また約130万画素のカメラを2つ内蔵し、3D撮影が可能だ。

 そのほか、地デジチューナー(×2)を搭載する「FH530/1BT」、タッチディスプレー搭載の「FH550/3B」というラインナップになっている。

斜め下を向くスピーカーなど、デザインも新しくなっている

斜め下を向くスピーカーなど、デザインも新しくなっている

カメラを利用した省電力機能「Sense YOU Technology」の設定。PCの前から人がいなくなった状態で何分後に画面を消すかを設定できる

カメラを利用した省電力機能「Sense YOU Technology」の設定。PCの前から人がいなくなった状態で何分後に画面を消すかを設定できる

 なお、全機種とも、内蔵カメラを人感センサー代わりに使用して、人のいる/いないで画面をオン/オフする省電力機能も新たに搭載する。また、2chスピーカーで仮想サラウンドを実現する「DTS Surround Sensation|Ultra PC」をプリインストールする(関連記事)。

 主な仕様と予想実売価格は以下の通り。


FHシリーズの主なスペック
FH900/5BM FH700/5BD FH570/3BM FH550/3BD FH550/3B FH530/1BT
CPU Core i5-560M(2.66GHz、TB利用時最大3.20GHz) Core i3-370M(2.40GHz) Celeron T3500(2.10GHz)
メモリー 4GB
HDD 約1TB 約500GB
ディスプレー 23型ワイド(1920×1080ドット)3D対応 23型ワイド(1920×1080ドット)タッチパネル 20型ワイド(1600×900ドット)、3D対応 20型ワイド(1600×900ドット) 20型ワイド(1600×900ドット)タッチパネル 20型ワイド(1600×900ドット)
光学ドライブ 記録型BDドライブ DVDスーパーマルチドライブ
テレビ機能 デジタル3波、10倍W録対応 ―― 地デジW録対応
予想実売価格 24万円前後 22万円前後 20万円強 19万円前後 16万円強 15万円前後

省スペースPC「DH」シリーズ

「DH700/7B」

「DH700/7B」

 省スペース型デスクトップPCの「DH」シリーズも新機種が登場。24型ワイド液晶ディスプレーが付属する「DH700/7B」は、CPUにクアッドコアのCore i7-870(最大3.60GHz)を採用。BDドライブを搭載し、グラフィックスにNVIDA GeForce GT 330を採用する。

 22型ワイドディスプレーが付属する「DH550/5B」はCPUにCore i5-650(最大3.46GHz)を採用。光学ドライブはDVDスーパーマルチで、グラフィックスはCPU内蔵となる。

 主な仕様と予想実売価格は以下の通り。


DHシリーズの主なスペック
DH700/7B DH550/5B
CPU Core i7-870(2.93GHz、TB利用時最大3.60GHz) Core i5-650(3.20GHz、TB利用時最大3.46GHz)
メモリー 4GB
HDD 1TB
グラフィックス GeForce GT330 CPU内蔵
付属ディスプレー 24型ワイド(1920×1200ドット) 22型ワイド(1680×1050ドット)
光学ドライブ 記録型BDドライブ DVDスーパーマルチ
予想実売価格 23万円強 17万円強

ナノイー効果はどうなのか?

 ナノイーとは、パナソニックが開発したイオン発生技術のこと。微粒子イオンを空気中の水分を集めて包み、これを放出することで除菌や消臭、カビの制御、野菜などの変色防止、花粉やダニなどのアレルギー物質の抑制ができるという。通常のイオンよりも6倍(約600秒)長持ちするのが特徴だそうだ。

本体背面に設置されたナノイー発生装置

本体背面に設置されたナノイー発生装置

 そんなナノイー発生装置をパソコンに組み込むことで、パソコンを使う部屋を清潔で快適な空間にしよう、というのが新生「ESPRIMO FH」の試みである。ちなみにその昔、マイナスイオン発生装置を組み込んだパソコン、というのが存在したが、ナノイーの水分量はマイナスイオンの約1000倍以上とのこと。

 マイナスイオン発生パソコンは、正直効能がよくわからなかったが、このナノイーであれば効能を感じることができるかも。イオン効果でイライラを抑えられるとすれば、自室に置いておくのはもちろんだが、職場のパソコンとしても使うのもありかもしれない。

ナノイーの設定画面

ナノイーの設定ユーティリティー画面。本体電源オフ時、スリープ時はナノイーもオフになる

 個人的には消臭効果もあるとのことで、例えば編集部でカップめんとかやや臭いの気になる食べ物(強烈な臭いのものは駄目だろうけど)を、同僚の目を気にすることなくたらふく食べられる……かもしれない(今回触ったのは試作機のため、その効果は試せなかったが)。

 そう考えると極めて魅力的なナノイー。空気清浄機の世界では、シャープの「プラズマクラスター」とナノイーが熾烈な戦いを繰り広げていると聞く。そのうちプラズマクラスター内蔵パソコンも出てくる!? かもしれない。

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