あのマイクロSIMで通信できた!
マイクロSIM変換アダプタが必要
PWR-100FのSIMスロットにマイクロSIMを挿入するには、俗に「ゲタ」と呼ばれるSIM変換アダプタが必要だ。量販店では見かけないが、秋葉原のショップなどに行けば入手できるはず。筆者もそのようなショップから送料込み580円で購入した。
ちなみに筆者はハズレを引いたようで、マイクロSIMがアダプタからすぐに抜け落ちてしまう。やむをえずテープで留めているが、外出先で着けたり外したりする可能性が多いため、実際に購入する場合はカチッとはまるかどうかお店の人に確認しよう。
送料込み580円で購入したマイクロSIM変換アダプタ（上）。しかし、ユルかった……
工場出荷時点でSSIDなどの情報は設定済、イー・モバイルのSIMは挿すだけで通信できるようになっている
初期設定はイー・モバイル用
PWR-100Fは、さまざまな初期設定が施された状態で出荷されている。SSIDと暗号キーはSIMスロット右横に記載されているので、適切なSIMカードをセットしPWF-100Fの電源をオンにするだけで、他のWi-Fi機器からルーターとして参照できてしまう。ニンテンドーDSやPSP用の簡易マニュアルも同梱するなど、ビギナー向けの配慮もなされている。
そこで変換アダプタを装着したSIMをセットし、PWR-100Fの電源を入れればモバイルルーターとして動作する……かと思いきや、Wi-Fiルーターとしての動作は問題ないものの、インターネットに接続することはできなかった。付属の説明書を確認したところ、初期設定はイー・モバイル用のもので、他キャリアは手作業で設定を変更する必要があるとのこと。やむなく、Mac OS XのSafariからPWF-100Fにアクセスし、設定を変更することにした。
設定の変更手順
最初の手順は、AirMacでSIMスロット横に記載のあるSSIDに接続し、SafariでPWF-100FのIPアドレス（192.168.11.1）にアクセス。現われた管理画面左にある「インターネット接続を行なう（3G/HSPA）」をクリックすると、キャリアの情報を入力する画面が表示されるので、iPhone 4用の適切な情報に変更すればいい。
デフォルトではイー・モバイル用の設定が施されているため、他キャリアのSIMを使う場合は設定の変更が必要
APNなどの情報はソフトバンクモバイル用のIPCCファイルで確認できる
