Core i7-640Mと256GB SSDでハイパフォーマンスを実感
Core i7と高速SSD搭載でS9史上最強のモバイルノートへ進化
2010年09月28日 00時00分更新
Let'snoteシリーズといえば、「軽い」「丈夫」「バッテリーが長持ち」という、モバイルノートで重要な三つの要素を高いレベルで満たしていることで、人気のモバイルノートPCだ。Let'snoteシリーズはモデルチェンジを繰り返すたびに、性能や機能を高めてきている。ここでは、そのLet'snoteシリーズの最新モデルの中から、直販サイトのマイレッツ倶楽部限定モデルであるLet'snote S9プレミアムエディションを紹介したい。
Core i7-640Mを搭載、大容量キャッシュで性能に余裕
まずは、基本スペックから見ていこう。Let'snote S9プレミアムエディションは、Core i7-640M(2.80GHz)を搭載する。
店頭モデルのLet'snote S9秋冬モデルのCore i5-560M(2.66GHz)だが、モバイル向けCore i7もCore i5と同じデュアルコアCPUで、ハイパースレッディング・テクノロジーにより、4スレッドの同時実行が可能である点は変わらない。定格クロックの差も0.14GHzとほとんど同じ。
ただし、Core i7-640Mのほうがターボ・ブースト・テクノロジーによるクロックの上がり幅が大きく、最大3.46GHzまで向上する。対して、Core i5-560Mは最大3.2GHzまでしか向上しないので、最高クロックの差は260MHzに開く。
また、L3キャッシュ容量もCore i5-560Mが3MBなのに対し、Core i7-640Mは4MBと大きく、パフォーマンス的に有利だ。Let'snote S9プレミアムエディションは、標準電圧版のCore i7-640Mの搭載により、約1.29kg(SSDモデルの場合)という軽量なボディで、フルサイズノートPCに負けない性能を実現しているのだ。
メモリー増設で最大8GBはマイレッツ倶楽部だけ
オンボードで4GBのメモリーを実装し、SO-DIMMスロットが1基空いていることもプレミアムエディションの利点だ(プレミアムエディション以外のマイレッツ倶楽部モデルも同じ)。
店頭モデルも4GBのメモリーを実装しているが、オンボード2GB+2GB SO-DIMMという構成なので、SO-DIMMスロットが埋まっており、最大で6GBまでしか増設できない(その場合、標準で装着されている2GB SO-DIMMの代わりに4GB SO-DIMMを装着することになり、2GB分が無駄になってしまう)。
一方、プレミアムエディションをはじめとするマイレッツ倶楽部モデルでは、最大8GBまでメモリーを増設でき、メモリーが無駄になることもない。秋冬モデルでは、標準でWindows 7 Professional 64ビット版がプリインストールされているので、4GB以上のメモリーもフルに利用できる。通常の利用なら4GBで十分だが、仮想化ソフトなどを使う場合は多量のメモリーが必要になるので、8GBまで増設できることは心強い。
