ソニーからICレコーダー「ICD-UX」シリーズと「ICD-SX」シリーズの新機種が発表された。どちらも同社ICレコーダーラインナップでは中級機種となる。
新機種はノイズレベルを大幅に改善した新しいマイク「Sマイク・システム」を採用。UXで約半分、SXで約1/5までノイズレベルを低減した。また同社が2年かけて開発したという「強力ノイズカット」機能も搭載。従来は人の音声の帯域(約0.2~4kHz)以外の部分はカットしていたが、強力ノイズカットではこれらの帯域も含めて全体的にノイズを低減。音声を自然に保ちながらノイズをカットできる。
また新機種はすべてMicroSDカードとM2(メモリースティック マイクロ)に対応するほか、リニアPCMでの録音が可能となっている。新たにAACの再生にも対応した。
録音時間が倍増のUXシリーズ
UXシリーズは2GBメモリー内蔵の「ICD-UX512」(予想実売価格1万円前後)と4GBメモリー内蔵の「ICD-UX513F」(同1万3000円前後)が用意される。UX513はFMラジオの録音も可能だ。
機能面では録音環境に合わせて自動で録音モードを設定する「シーンセレクト」機能を搭載。また録音中や再生中に任意の場所をマークできる「トラックマーク」機能を搭載。1ファイルにつき最大98ヵ所に設定できる。
そのほか、従来機と比較してバッテリー駆動時間が約2倍(約14.5時間→約29時間)となっている。
PC用アプリケーションとして「Sound Organizer」をバンドル。編集やノイズカット、ディスクへの書き出しなどが行なえる。
アンプにノイキャン搭載のSXシリーズ
全指向性マイクを搭載するUXに対して、前方のみの単一指向性マイクを採用するがSXシリーズ。デジタルノイズキャンセリングとデジタルアンプ「S-Master」を内蔵する「ICD-SX813」(予想実売価格2万3000円前後)と、これらを省いた「ICD-SX713」(同2万円前後)の2機種を用意。どちらも内蔵メモリーは4GBとなる。
UXの新機能を踏襲しつつ、SXでは録音環境に応じてマイクの周波数特性を最適化する「Microphone Frequency Optimizer」(MFO)を搭載。また、飛行機の音からささやき声まで、幅広いダイナミックレンジをフォローする「Dual ADコンバーター」を採用する。さらに録音音声の臨場感を保つ「インテリジェントAGC」(Auto Gain Control)も実装した。
機能面では、録音一時停止状態から録音を開始する際に、開始ボタンを押す5秒前から録音を行なう「プリレコーディング」機能や、内蔵メモリーまたはメモリーカードでどちらかの容量がいっぱいになった場合に、自動的に容量が空いている方に録音を切り替える「クロスメモリー録音」を搭載する。
