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GT5やリッジレーサーの最新版も!

最新のレースゲームを求めて幕張へ! 東京ゲームショウレポート

2010年09月17日 17時13分更新

文● 末岡大祐/電アスレース部

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大物レースゲームがいよいよ発売間近!
今年のゲームショウも熱い!

 ただいま開催中の東京ゲームショウ。16日と17日はビジネスデーで、18~19日が一般公開日だ。今年は去年と比べて出展社数が増え、ゲーム業界も盛り上がっているようだ。当然ASCII.jpや電撃オンラインでも取材するが、数多くのゲームやコンパニオン写真はそちらに任せ、筆者は電アスレース部らしく、レースゲームに焦点を当てて取材に行ってきたぞ。

グランツーリスモ5

 レースゲームと言えば真っ先に思い浮かぶのが「グランツーリスモ5」(以下、GT5)(関連記事)。その超ビッグタイトルがついに発売されると聞けば、ハコ車好きとしては黙ってはいられない。前作が発売されたのは2004年の年末だったので、軽く6年振りの新作である。もはやアメリカの重鎮ロックバンドのような隔年だ。16日は山内一典プロデューサーの基調講演があったのだが、この中で山内氏は「GT5というのは、アポロ計画のように複雑で非常に規模の大きなプロジェクトになってきている。でも打ち上げは間近です」と語った。これまで何度も延期されてきたが、今度こそ発売されるのだ。もう首が長くなりすぎたが、きっと期待以上のクオリティになっていると思うので、楽しみである。

 また、新作で新たに収録されるクルマが数台ピックアップされたのだが、フォルクスワーゲン社のキューベルワーゲン、水陸両用車のシュビムワーゲン(共にフェルディナンド・ポルシェ博士が設計)、そして若者にも人気のサンバーバス(ワーゲンバス)など、シブいクルマばかりだ。いずれもレースには向かないが、普通なら乗れない(走れない)クルマでサーキットを走れるのもGT5の醍醐味だ。11月3日の発売が待ち遠しい!

グランツーリスモをここまで大きなブランドに成長させた山内一典プロデューサー

試遊台ではなんと3Dバージョンもプレイできたぞ! これ以上ない臨場感が体験できるだろう

リッジレーサー7 3D License Ver.

 次に向かったのはバンダイナムコブース。お目当てはリッジレーサー(以下、リッジ)の新作である。リッジと言えば、GT5のようなリアルシミュレーターではなく、ド派手なドリフトやブーストで超高速バトルを楽しむレースゲームだ。200km/h以上の速度でヘアピンをクリアしていく爽快感が同シリーズのウリ。また、新ハードのローンチタイトル(同時発売)としても有名で、ハードと共に進化してきたゲームなのだ。今回発表されたのは、PS3のローンチだったリッジレーサー7の3Dバージョン――その名も「リッジレーサー7 3D License Ver.」だ。

 プレイするには、HDMIの3D規格に準拠した3Dテレビもしくは3Dディスプレーに、ハイスピード規格のHDMIケーブルで接続されたPS3一式、「リッジレーサー7」(ベスト盤含む)、プレイステーションネットワークに接続して最新のアップデータの適用、および「3D License Ver.」をダウンロードする必要がある。完全新作の発売というワケではなく、既存ソフトに3D化のパッチを当てる、と考えるとわかりやすい。とはいえ、あのハイスピードの世界を3Dでドリドリできるのだから素晴らしい。発売は10月1日で、価格は500円だ(別途リッジレーサー7本体が必要)。

PS3の発売が2006年なので、実に4年も前のゲームだが、まさか2010年に3Dで蘇るとは。リッジファンとしては新作が欲しいところだが、それはPS3かXbox360の次世代機に期待しよう。リッジの世界観と相まって、この3Dメガネをかけてプレイしている姿はどことなくサイバーな雰囲気

F1 2010

 電アスレース部のマネージャー、増田さんの本業(笑)。コードマスターズからリリースされる「F1 2010」は4機の試遊台が用意されていた。PS3版、Xbox360版がそれぞれ2台づつ設置されており、ビジネスデーはLAN対戦が可能だったが、一般公開日はプレイ時間の都合からスタンドアローンでのプレイになると思われる。こちらは3D版ではないが、世界で唯一のF1TM公認レースゲームを堪能してほしい。

 会場でプレイできるのは“グランプリモード”で、複数年に渡ってドライバーとしての経験を積みチームを渡り歩く“キャリアモード”は製品版までのお楽しみ。しかし、発売日は10月7日ともうすぐ。9月29日には六本木の「F1 PIT STOP CAFE」にて完成披露発表会も開催されるので、鈴鹿サーキットでのF1日本GPと共に、大いに盛り上がりが期待できる。もちろん、電アスレース部としても取材に行くぞ!

セガブースにドーンと設置された看板が目印!

手前2台がXbox360版、奥の2台がPS3版。基本的にどちらも差はない

F1ファンなら、ドライバー目線でプレイしたい。いかにF1マシンの車高が低く、どれだけの体感速度域でドライバーが戦っているのかがわかるぞ

予約特典としてプレゼントされるマジックインキ(グリーン)。これで自家用車のタイヤをマーキングすれば、アナタもF1ドライバー!(気分)

東京ゲームショウにて、F1 2010をプレイすればこのミニマグライトがもらえる! 暗い車内で鍵穴を探すときなどに便利

いつもは電アスレース部マネージャーとして登場してもらっているが、ここでは本業のコードマスターズ広報として取材やお客さんの対応に追われていた増田さん。会場で見かけたら、「マネージャー!」「コードマスターなう」と気軽に声をかけてみよう!

MOTOR STORM 3

 レースゲームとは違うかもしれないが、PS3の「MOTOR STORM 3」(ソニー・コンピュータエンタテインメント)というクルマゲームがプレイアブルで展示されていた。熱狂的なファンがいるシリーズで、格闘レースと銘打っているだけあり、普通にオーバーテイクするのではなく、ぶつけたり攻撃したりと破壊行動もできる。溜まったストレスを発散できそう! 発売時期は来年なので、気長に待とう。

抜けなかったら攻撃すればいいじゃない! という、いたってシンプルなルール。愛車を文字通り武器にしてレースを勝ち抜くのだ! リッジとはまた違った爽快感が味わえるだろう

レースゲームではないけれど
気になった1本

 レースゲームじゃないけど、ASCII.jpマイケル部(部員1名)の筆者が、個人的に超気になったのがこのゲーム。みんな大好きKING OF POP、マイケル・ジャクソンのゲームだ。ムーンウォーカーでもスペースチャンネル5でもない、そしてセガでもない、UBIソフトが贈る新しいマイケルゲーム「MICHAEL JACKSON THE EXPERIENCE」。Wii、PS3のモーションコントローラー「MOVE」、Xbox360のコントローラーフリーデバイス「Kinect」に対応しており、海外では11月に発売予定だが、日本での発売日は現時点では未定とのこと。早く家でムーンウォークしたい!(そんなスペースないけど)

「パン! 茶! 宿直!」とダンスを踊りたくなるステージ。日中はダンサーたちがゲームのデモンストレーションをするとのこと。筆者が行ったときにはすべて終わっており、誰もいなかった。しかし、往年の名曲をマイケルと一緒にダンスできるなんて! 今や叶わぬ夢となってしまったが、ゲームでならいつでもマイケルに会える!

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