さらに、液晶ディスプレーはタッチパネル対応なので、ハンドル部分に収納されているペンで操作できる。ディスプレーを保護するガラス面も相当堅く、強く指で押しても表示がにじむようなことがない。グローブを付けた状態でラフに操作しても、壊れたりすることはなさそうだ。
キーボードは標準的な配列で、キーピッチは19mmを確保している。防滴のため完全にシールドされているはずだが、タイプ感はなかなか良好。ただし、ディスプレーを開いた状態でもボディー部分の厚みは45mmもあるので、机に置いて使うと手首が浮いた状態になる。普通のノートよりもやや辛いポジションなので、長文の入力などにはあまり向いていないか。
タッチパッドは55×40mmと小さい。軽くなぞっただけでは反応しないので、強めに指を押し付ける必要がある。右端をなぞるとスクロールするが微調整が難しく、スクロールバーをマウスで動かした方が確実だ。タッチパッドの下には、7つのLEDが備えられており、無線LANやSDメモリーカードなどの状態を確認できる。
豊富な端子類もカバーで完全防護!
見た目に反して、インターフェース類は充実している。USB端子は4つ搭載し、映像出力はアナログRGBに加えて、HDMI出力も備えている。オフィスで使う時には据え置きのディスプレーに接続したり、持ち出してプレゼンテーションにも利用できる。また、ExpressカードスロットとPCカードスロットの両方を備えるので、会社の資産を選ばず使える。現場で撮った写真も、SDメモリーカードスロット経由でその場で取り込める。
端子を保護するカバーも堅牢で、ロック機構を備えている。単に上を覆っているわけではないので、意図せずに開いてしまうということがない。
Gigabit対応の有線LANを備えているものの、端子のカバーを開いていると、防塵性や防水性が落ちる。ネットワーク機能としては、無線LANにBluetooth、FOMA HIGH-SPEEDも備えるので、現場での通信はワイヤレスで運用したい。
なお、標準モデルには光学ドライブは内蔵されていないが、必要ならオプションでDVDマルチドライブを追加できる。光学ドライブは左側面のマルチメディアポケットに装着可能だ。バッテリーは87Whのリチウムイオン充電池で、バッテリー駆動時間は約12時間もある。左側面の「イージーアクセスバッテリー」スロットに入っているので、予備バッテリーとの交換も簡単だ。
法人向けにはオーダーにより、ウェブカメラやモデム、指紋センサー、GPSやSSD、スマートカードリーダーなども内蔵できるという。これらをフル装備したCF-31を触ってみたいものだ。
この連載の記事
-
第133回
PC
Skyrimも快適? GeForce内蔵Ultrabook ASUSTeK UX32VD -
第132回
PC
写真やゲームをより美しく見せるナナオの液晶 FS2333 -
第131回
PC
デジカメとスマホを手軽に連携する無線LAN SDカード FlashAir -
第130回
PC
無線とタッチで使い勝手が進化したペンタブレット Intuos5 -
第130回
PC
スレートPCをCore i7で蘇らせたオンキヨー TW3A-A31 -
第129回
PC
店頭モデルも4コアCPUに パワーアップしたLets'note B10 -
第129回
PC
小型でも強力GPU搭載のゲームPC Alienware X51を検証 -
第129回
PC
Ultrabookと一緒に持ち歩きたい 超小型マウス「Cube」 -
第129回
PC
14型のUltrabookはアリか? デザイン重視のENVY 14 SPECTRE -
第128回
PC
WiMAXモバイルルーターの決定版!? Aterm WM3600Rを試す -
第127回
デジタル
高速SSDで起動・復帰が速いUltrabook Aspire S3-951 - この連載の一覧へ