1枚の基板上に4基の「SpursEngine」を搭載したLeadtek「WinFast HPVC1111」が発売となった。本日入荷を確認したアークでの価格は9万9800円。
この製品は、東芝製メディアストリーミングプロセッサ「SpursEngine」を4個搭載するハイエンド画像処理カード。ワークステーション向けに用意された同製品は、1カードでMPEG-2/H.264の4系統同時のリアルタイム処理が可能で、エンコード/トランスコードの高速処理を実現する。4基の「SpursEngine」を使って1系統の処理を高速化するものではない点には注意が必要で、あくまで並列処理させるための製品となる。
なお、独自の映像処理アルゴリズム(再構成型フレーム内超解像度映像技術)を使用することで、PCに取り込んだビデオなどのSD画質映像をフルHD画質へ高速変換し、美しい映像を楽しめるという。
搭載されるメモリは128MB XDR DRAM×4(ELPIDA製)で、カードサイズは240(L)×155(W)×18(H)mmの1スロットデザインを採用。「SpursEngine」には各1基冷却ファンが搭載されており、起動時40%、メインチップ温度85℃時80%、メインチップ温度90℃時100%にファン回転数を自動制御。騒音値は32dBAとされている。製品は白箱入り。Pegasys「TMPGEnc 4.0 XPress」「Movie Plug-in SpursEngine」がバンドルされる。
