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鳥居一豊の「最新AVプロダクツ一刀両断」 第15回

今買うHDビデオカメラの本命!?

3D撮影だけじゃない! パナ「HDC-TM750」の魅力

2010年09月15日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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暗いシーンの撮影もなかなか良好
進化した「新低照度ノイズリダクション」

 もうひとつの進化点が、暗いシーンでの撮影に威力を発揮する「新低照度ノイズリダクション」である。暗所撮影においては、裏面照射型CMOSセンサーを使用するHDビデオカメラ勢が有利だったが、本機ではノイズリダクション性能を高めることで、目に付きやすいザラザラとしたノイズを効果的に抑制している。

夕暮れ時の団らん風景。タープの色やメンバーの服、肌の色などのリアルな質感に注目。なお、後方に少し映っているが、参加者は全員バイクでここまで来ている

夕暮れ時の団らん風景。タープの色やメンバーの服、肌の色などのリアルな質感に注目。なお、後方に少し映っているが、参加者は全員バイクでここまで来ている

 筆者たちの一団がキャンプ地に選んだ場所は周囲が林に囲まれていて、陽が傾き出すと一気に暗くなる。まずはそこで暗いシーンでの撮影能力をテストした。感度アップによる黒浮きもなく、周囲の薄暗さをそのままに、精細感の高い映像が撮れていた。ザラついたノイズ感はまったくなく、薄暗い程度の環境や室内での撮影なら問題はない。

すっかり日が暮れた後で再び撮影。周囲はかなり暗くなっているが、見た目の印象に近い映像で撮影できた。ディテール感は若干甘くなった印象

すっかり日が暮れた後で再び撮影。周囲はかなり暗くなっているが、見た目の印象に近い映像で撮影できた。ディテール感は若干甘くなった印象

 その後、陽が落ちた後の真っ暗な環境でも撮影してみた。黒つぶれがやや多く、ディテールなどが少し劣化した印象にはなるが、ノイズのない見やすい映像になっている。キャンプ地は多少の照明はあるものの、ランタンなどがなければまともに歩けないほど暗くなるのだが、そんな環境でもここまで撮影できた。

 それぞれに共通するのは、低ノイズで見やすいことだけでなく、色再現がしっかりとしていること。暗いシーンでも、色が抜けてしまうようなこともなく、鮮やかな印象になっている。炭火の赤い光もかなりリアルな雰囲気だ。


3D撮影も十分に楽しめ、基本性能の高さでも文句なしの注目モデル

 本機の最大のトピックはやはり3D撮影となるだろう。自分で手軽に3D映像が撮れる楽しさは、これまでのビデオ撮影とはひと味違っていた。ほんの数日前のこととはいえ、思い出が蘇るというよりも、再びその場にタイムスリップしたような印象さえある。

 本機の3D撮影で我が子の成長記録などを残しておいて、10年後に見ると凄いことになりそうな気もする。もちろん、画質の点ではフルハイビジョンでの3D撮影を期待したいし、ズーム機能なども使えるようになって欲しいが、可愛い子供たちの成長は待ってはくれない。その意味でも、いち早く3D撮影を実現した本機の価値は大きい。

 なお、3Dテレビがないから不要と考えるのは早計。3D映像はBD保存も可能なので、現状では撮影だけして貴重なコンテンツをどんどん蓄積しておけばいいのだ。思い出ビデオは時間が経った後で見た方が感動が大きいかも。ちなみに、3D撮影した映像はHDMI出力時では、掲載しているような「サイド・バイ・サイド」状態ではなく、左目用映像だけの2D表示で見ることもできるので、3Dテレビを持っていない人でも特に支障はない。

 そして、2D撮影をはじめとする基本性能もしっかりと進化しており、その実力はかなりのもの。画質の点ではかなり強力なライバルもいるが、使い勝手や画質などのトータル性能ではこちらが断然有利。今、HDビデオカメラを探している人にとっては、一番の注目モデルと言えるだろう。

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