まなめの「週刊Twitterなう！」 第60回

ツイッターも原因に？　「ネット空き巣」被害に注意

ツイッターにいた、闇プログラマー（9日）

　9日、あるユーザーが使った「闇プログラマー」という言葉が独り歩きし、BOTやアンサイクロペディア、ボーカロイド「初音ミク」を使ったイメージソングまで作られるなど、たちまちお祭り状態になった。

初音ミクを使ったイメージソング。ほぼ日Pさん作曲

　発端は、ゲームメーカー・レベルファイブ社代表の日野晃博氏が、自分と同じアイコンを使用しているユーザーがいると発言したことから。ユーザーは自ら運営するゲームのファンクラブを「半公式」として、ツイッターアカウントの背景にゲームの画像を使っていた。

　画像の転用許諾について指摘されると、ユーザーは「スタッフが作成したアカウントだった」と弁明。さらに、ファンクラブには中国の運営スタッフがいて、彼らとやりとりをしていると説明していた。

　だがその信ぴょう性は疑われ、IPアドレスでユーザーアカウントを確認してみてはどうかという声も上がる中、ユーザーは自らを「闇プログラマー」だと宣言。闇プログラマーはIPアドレスを自由に変更できるため、個人情報は取得できないとした。

闇プログラマーを自称するユーザー

　一連の流れを見ていた人々から、「初めは敬語だったのに、こんな態度に」「著作権の話題をうやむやにしようとしてるのではないでしょうか」と批判の声があがる中、「闇プログラマー」という言葉はすさまじい勢いでツイッター中に広まっていくこととなった。

まなめ

1996年開設の老舗ニュースサイト「まなめはうす」、Twitterまとめブログ「さまざまなめりっと」管理人。本業はシステムエンジニアでもある。その経験を活かし、「笑ってダマされタメになる！きたみとまなめのIT用語集」（ITpro）も連載中。