ファイナルファンタジーXIVオフィシャルベンチマーク
次は「FF XIV ベンチ」を使って計測してみた。本ベンチマークはDirectX9対応のため、DirectX11に最適化されているGeForce GTX 4xxシリーズに比べ、Radeon HD 5xxxシリーズが強いとされているが、実際のところどのような結果になるのか確認していきたい。なお、ベンチマークの数値は、ゲームがどの程度快適にプレイ出来るかの目安となっている。オフィシャルサイトによると以下のようにまとめられているので、こちらも事前に確認しておく。
ファイナルファンタジーXIV 動作目安 | ||||
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8000~ | 非常に快適 | 非常に快適に動作すると思われます。お好みの設定でお楽しみください。 | ||
5500~7999 | とても快適 | とても快適な動作が見込めます。描画クオリティを高めに設定しても、とても快適に動作すると思われます。 | ||
4500~5499 | 快適 | 快適な動作が見込めます。描画クオリティを高めにしても快適に動作すると思われます。 | ||
3000~4499 | やや快適 | 標準的な動作が見込めます。余裕が有れば描画クオリティの調整をお勧めいたします。 | ||
2500~2999 | 普通 | 標準的な動作が見込めます。 | ||
2000~2499 | やや重い | ゲームプレイは可能ですが、処理負荷によっては動作が重くなりますので、その場合はコンフィグにて調整する事をお勧めいたします。 | ||
1500~1999 | 重い | ゲームプレイは可能ですが、全体的に動作が重く感じられます。コンフィグで調整をした場合でも、あまり改善は見込めません。 | ||
1500 未満 | 動作困難 | 動作に必要な性能を満たしていません。 |
今回のテストではキャラクター選択によって若干スコアに違いが出るということなので、LOW設定、HIGH設定とも「ヒューラン(男)」で統一してテストを行なった。
テストの結果をみると「Radeon HD 5850」が「GeForce GTX 480」をHIGH設定、LOW設定とも上回る結果となった。目安を確認するとどちらのビデオカードもHIGH設定は「やや快適」、LOW設定は「快適」である程度描画クオリティを上げた状態でゲームを楽しめる結果となった。
さらに、3DMarkVantageでは大差をつけられていた「Radeon HD 5770」もかなり健闘し、LOW設定では「GeForce GTX 460」をわずかながら上回り「やや快適」で、描画クオリティを上げても遊ぶことが出来るレベル。
一方HIGH設定ではスコアが逆転し「GeForce GTX 460」が上回る結果となったが「Radeon HD 5770」でもギリギリ「普通」の範囲内ということで、標準的な設定なら動作させることが出来るようだ。
また、SSDとHDDの違いは誤差の範囲内でベンチマーク結果に影響はないといっていいだろう。
BIOHAZARD5ベンチマーク
続いてDirectX10世代のゲームタイトルとして、「BIOHAZARD 5 ベンチマーク」を使って計測を行なった。解像度1920×1080ドットと1280×720ドットの2パターンを計測し、モーションブラーをオン、アンチエイリアスを4X、影品質、テクスチャ品質、画面クオリティはすべてHighに設定している。
1280×720ドットの場合はいずれのモデルでも約90fpsでどのビデオカードでもほとんど性能に差が出なかった。これはおそらくCPUがボトルネックとなっておりビデオカードの性能が十分発揮できないためだと思われる。
1920×1080ドットの場合は「Radeon HD 5770」の落ち込みが激しいがそれでも60fpsを超え十分なスコア。他の3モデルではほとんど数値に落ち込みが見られなかった。
「BIOHAZARD5」は最近のビデオカードにとってはすでに重いゲームではないようで、今回紹介したいずれの構成でも快適に遊ぶことができる。
SSDとHDDの違いについては、やはりほとんど違いがなくベンチマーク結果に影響しなかった。
(次ページへ続く)