このページの本文へ

最新ゲームPCのオススメパーツ構成とは?【AMD編】

2010年10月05日 12時00分更新

文● 池座 優里

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ファイナルファンタジーXIVオフィシャルベンチマーク

「FF XIV ベンチ」。ベンチマークの数値は、ゲームの快適さの目安になっている

 次は「FF XIV ベンチ」を使って計測してみた。本ベンチマークはDirectX9対応のため、DirectX11に最適化されているGeForce GTX 4xxシリーズに比べ、Radeon HD 5xxxシリーズが強いとされているが、実際のところどのような結果になるのか確認していきたい。なお、ベンチマークの数値は、ゲームがどの程度快適にプレイ出来るかの目安となっている。オフィシャルサイトによると以下のようにまとめられているので、こちらも事前に確認しておく。

ファイナルファンタジーXIV 動作目安
8000~ 非常に快適 非常に快適に動作すると思われます。お好みの設定でお楽しみください。
5500~7999 とても快適 とても快適な動作が見込めます。描画クオリティを高めに設定しても、とても快適に動作すると思われます。
4500~5499 快適 快適な動作が見込めます。描画クオリティを高めにしても快適に動作すると思われます。
3000~4499 やや快適 標準的な動作が見込めます。余裕が有れば描画クオリティの調整をお勧めいたします。
2500~2999 普通 標準的な動作が見込めます。
2000~2499 やや重い ゲームプレイは可能ですが、処理負荷によっては動作が重くなりますので、その場合はコンフィグにて調整する事をお勧めいたします。
1500~1999 重い ゲームプレイは可能ですが、全体的に動作が重く感じられます。コンフィグで調整をした場合でも、あまり改善は見込めません。
1500 未満 動作困難 動作に必要な性能を満たしていません。

 今回のテストではキャラクター選択によって若干スコアに違いが出るということなので、LOW設定、HIGH設定とも「ヒューラン(男)」で統一してテストを行なった。

「FF XIV ベンチ」の起動ダイアログ。キャラクターは「ヒューラン(男)」で統一

「FINAL FANTASY XIV OFFICIAL BENCHMARK」(単位:Scoce) better→

 テストの結果をみると「Radeon HD 5850」が「GeForce GTX 480」をHIGH設定、LOW設定とも上回る結果となった。目安を確認するとどちらのビデオカードもHIGH設定は「やや快適」、LOW設定は「快適」である程度描画クオリティを上げた状態でゲームを楽しめる結果となった。
 さらに、3DMarkVantageでは大差をつけられていた「Radeon HD 5770」もかなり健闘し、LOW設定では「GeForce GTX 460」をわずかながら上回り「やや快適」で、描画クオリティを上げても遊ぶことが出来るレベル。
 一方HIGH設定ではスコアが逆転し「GeForce GTX 460」が上回る結果となったが「Radeon HD 5770」でもギリギリ「普通」の範囲内ということで、標準的な設定なら動作させることが出来るようだ。
 また、SSDとHDDの違いは誤差の範囲内でベンチマーク結果に影響はないといっていいだろう。

BIOHAZARD5ベンチマーク

「BIOHAZARD5ベンチマーク」の起動ダイアログ。DirectX9バージョンとDirectX10バージョンを選択できる。今回はDirectX10バージョンを使ってベンチマークを実行した

ベンチマーク結果。フレームレートの推移がグラフで表示されると共に、フレームレートの平均値とランクが表示される

 続いてDirectX10世代のゲームタイトルとして、「BIOHAZARD 5 ベンチマーク」を使って計測を行なった。解像度1920×1080ドットと1280×720ドットの2パターンを計測し、モーションブラーをオン、アンチエイリアスを4X、影品質、テクスチャ品質、画面クオリティはすべてHighに設定している。

「BIOHAZARD5」(単位:fps) better→

 1280×720ドットの場合はいずれのモデルでも約90fpsでどのビデオカードでもほとんど性能に差が出なかった。これはおそらくCPUがボトルネックとなっておりビデオカードの性能が十分発揮できないためだと思われる。
 1920×1080ドットの場合は「Radeon HD 5770」の落ち込みが激しいがそれでも60fpsを超え十分なスコア。他の3モデルではほとんど数値に落ち込みが見られなかった。  「BIOHAZARD5」は最近のビデオカードにとってはすでに重いゲームではないようで、今回紹介したいずれの構成でも快適に遊ぶことができる。
 SSDとHDDの違いについては、やはりほとんど違いがなくベンチマーク結果に影響しなかった。

(次ページへ続く)

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中