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ソニーからスタジオモニター用の最高峰ヘッドフォンが登場

2010年09月03日 13時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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「MDR-Z1000」

「MDR-Z1000」

 ソニーから、新開発のスタジオモニター用ヘッドフォン/イヤフォンが発表された。

 11月10日発売予定の「MDR-Z1000」(希望小売価格6万1950円)は密閉型ヘッドフォン。新開発の50mmドライバーユニットは、振動板に材質特有の音(ノイズ)が少ないという「液晶ポリマーフィルム」を採用。またマグネットは高磁力(360J/m3)なものを搭載。低域から80kHzまでの広帯域をフルレンジで再生でき、音の解像感も高まっている。

 耳を覆うパッドの部分には低反発ウレタンを採用する「ノイズソレーションイヤーパッド」を装着。耳の周囲にフィットし、遮音性が向上している。さらにハウジング内部も音漏れ、遮音性を高める構造を採用している。

 そのほか、ケーブルは片出しで脱着が可能。3mと1.2mの2本のケーブルが付属する。

「MDR-EX1000」

「MDR-EX1000」

 MDR-Z1000と同様に液晶ポリマーフィルムを採用したイヤフォン「MDR-EX1000」(希望小売価格6万1950円)も11月初旬に発売される。

 新開発の16mmのドライバーユニットを採用。液晶ポリマーフィルムにより余計な振動を抑え、高音質化を実現したという。また、音の解像感を高めるために高磁力(440kJ/m3)なネオジウムマグネットを採用。イヤーピースの内側には低反発ウレタンを入れることで密閉感を向上している。

 本機はコードを耳にかけるように装着するが、この耳に当たる部分は「テクノロート」という素材を採用した「フレキシブルイヤーハンガー」という構造になっている。テクノロートは(耳の形に合わせて)形状を変えることが可能。加えて軽量で折れにくいのが特徴で、安定したイヤフォンの装着が可能になる。

 こちらもケーブルは脱着式で、1.2mと0.6mの2本のケーブルが付属する。

 同社は上記2機種のほかにヘッドフォン4機種、イヤフォン3機種を同時に発表している。以下で紹介するが、ヘッドフォンはすべて10月10日発売、イヤフォンは11月初旬~10日発売となる。


ヘッドフォン新製品

50mmのドライバーユニットとノイズソレーションイヤーパッドを採用する「MDR-ZX700」(希望小売価格1万2390円)

50mmのドライバーユニットとノイズソレーションイヤーパッドを採用する「MDR-ZX700」(希望小売価格1万2390円)

40mmのドライバーユニット採用の「MDR-ZX500」(希望小売価格6195円)

40mmのドライバーユニット採用の「MDR-ZX500」(希望小売価格6195円)

ZX500はブラックのほかにホワイトカラーモデルも用意

ZX500はブラックのほかにホワイトカラーモデルも用意

30mmのドライバーユニット採用の「MDR-ZX300」(希望小売価格3675円)。ハウジング部が回転し、携帯に便利な「スイーベル折りたたみ機構」を採用。カラーは5色を用意

30mmドライバーユニット採用の「MDR-ZX100」(希望小売価格2468円)。ヘッドフォンではこのモデルのみネオジウムマグネットを採用しない。カラーは6色を用意


イヤフォン新製品

「MDR-EX600」(予想実売価格2万4675円)

11月初旬発売の「MDR-EX600」(予想実売価格2万4675円)。16mmのドライバーユニットを採用するが、振動板は「マルチレイヤーダイアフラム」となる。EX1000と同様にフレキシブルイヤーハンガーを採用し、ノイズアイソレーションイヤーピースが付属する

11月10日発売の「MDR-EX510SL」(予想実売価格1万2390円)。マルチレイヤーダイアフラムを採用した13.5mmのドライバーユニットを内蔵。耳に穴にフィットするようハウジング部に突起を設けた「フィッティングアシスト」機構を採用する。カラーは3色を用意。

11月10日発売の「MDR-EX310SL」(予想実売価格6195円)。13.5mmのドライバーユニットを内蔵するが、振動板はマルチレイヤーではない。EX510SLと同じくフィッティングアシスト機構を採用。カラーは5色

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