9月2日、日本アイ・ビー・エムは、仮想化用途向けに、プロセッサーやメモリ、仮想化オペレーティングシステム、およびネットワーク部品を構成したx86サーバー「仮想化推奨モデル」の3機種を発表。9月7日より順次出荷開始する。
3製品は、ブレードサーバー「IBM BladeCenter HX5 仮想化推奨モデル」と3Uサイズのラックマウントサーバー「IBM System x 3690 X5 仮想化推奨モデル」、5Uのラックマウントサーバー「IBM System x3950 X5 仮想化推奨モデル」。BladeCenter HX5は50~80台の仮想マシン、x3690 X5は50~100台、x3950 X5は100~250台の仮想マシンの稼働に適した構成となっている。
仮想化推奨モデルは、512GBまでメモリを増設できる拡張メモリユニット「MAX5」により、物理サーバーの台数を増やすことなくメモリ容量のみを拡張できるIBMの次世代x86サーバーのアーキテクチャー「第5世代 Enterprise X-Architecture(eX5)」に準拠。仮想化推奨モデルには、サーバー本体に搭載できる最大数のプロセッサーとMAX5があらかじめ搭載されており、メモリのみを増やすことで、プロセッサー性能を最大限に活用しながら仮想マシンの増加に対応できるという。
また、10Gbpsのネットワーク帯域を分割し、2本のEthernetケーブルで8つのネットワークに接続できる拡張ボード「バーチャル・ファブリック・アダプター」を搭載。トランザクション量の異なる多様な業務を1台で効率的に運用できるとしている。
価格は「IBM BladeCenter HX5 仮想化推奨モデル」が315万円、「IBM System x 3690 X5 仮想化推奨モデル」は496万6500円、「IBM System x3950 X5 仮想化推奨モデル」が840万円。構成は以下の通り。
BladeCenter HX5 仮想化推奨モデル |
System x 3690 X5 仮想化推奨モデル |
BladeCenter HX5 仮想化推奨モデル |
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CPU | Xeon E6540(2GHz)×2 | Xeon E6540(2GHz)×2 | Xeon X7550(2GHz)×4 |
メモリ | 160GB | 256GB | 384GB |
OS | VMware ESXi 4.1 | VMware ESXi 4.1 | VMware ESXi 4.1 |
ネットワーク アダプター |
バーチャル・ファブリック・アダプター |
