9月2日、パナソニックはタフモバイルノートPC“TOUGHBOOK(タフブック)”シリーズの新モデル「CF-31」「CF-19」を発表。9月3日より順次販売開始する。価格はオープンプライス。
120cm落下試験をクリアする「CF-31」
CF-31は、独自開発の防滴ファンと放熱設計により、タフ性能とハイパフォーマンスを両立したというタフモバイルノートPC。ジェット水流や粉塵もシャットアウトするIP65に準拠、さらに120cm落下試験実施のタフ設計に加え、標準電圧版Core i5-520M vPro(2.40GHz)を搭載する。
また、ディスプレーには新開発のLEDバックライトを搭載。2~1100カンデラ/m2と幅広い輝度設定ができる。晴天時はもちろん、船室や車内などの暗い環境でも視認性が向上するとしている。
主な仕様は、CPUに標準電圧版Core i5-520M vPro(2.40GHz)を搭載し、チップセットはモバイルインテルQM57 Express。OSはWindows 7 Professional(32ビット)。メモリが2GB(最大6GB)、HDDは160GB。インターフェイスがUSB2.0×4、HDMI、Bluetooth 2.1+EDR、D-Sub、シリアルポート、IEEE1394、1000BASE-Tなどとなっている。発売日は11月18日。実売価格は45万3180円前後(編集部推定)。
実際に「CF-31」を使用したタフ実験
CPUを強化、IP65もクリアした「CF-19」
CF-19は従来機種の超低電圧版Core 2 Duo SU9300(1.20GHz)から、超低電圧版Core i5-540UM vPro(1.20GHz)へ強化したコンバーチブルタブレットPC。また、「CF-31」と同様にIP65準拠、90cmの落下試験実施落下クリアなどとなっている。
主な仕様は、チップセットはモバイルインテルQM57 Express。OSはWindows 7 Professional(32ビット)。メモリが2GB(最大6GB)、HDDは160GB。インターフェイスがUSB2.0×2、モデム、Bluetooth 2.1+EDR、D-Sub、シリアルポート、IEEE1394、1000BASE-Tなどとなっている。なお、CF-19は無線LANやワイヤレスWANの有無などにより3モデルがラインナップされる。発売日は9月3日だ。実売価格は32万4760円前後(編集部推定)。
当日行なわれた発表会でパナソニック株式会社 AVCネットワークス社 ITプロダクツビジネスユニット タクノロジーセンター プロジェクトリーダーの亀岡信夫氏が、独自開発した防滴ファンについて言及。このファンを採用することで防滴・防塵性能が向上し国際電気標準会議にて標準化されているエンクロージャによる保護等級でIP65を実現したとのこと。また、ファンを搭載しても、従来のファンレスモデルよりも丈夫に仕上がっているという。ちなみにIP65とは防塵が侵入することがなく(防塵形)、なおかつ、あらゆる方向からの噴流による有害な影響がない(防噴形)という等級。
CF-31 | CF-19 | |
---|---|---|
CPU | 標準電圧版Core i5-520M vPro(2.40GHz) | 超低電圧版Core i5-540UM vPro(1.20GHz) |
OS | Windows 7 Professional 32ビット | |
HDD | 160GB | |
メモリ | 2GB(最大6GB) | |
ディスプレー | 13.1型XGA(1024×768ドット) タッチパネル機能付き |
10.4型XGA(1024×768ドット) タッチパネル機能付き |
無線LAN | 802.11a/b/g/n準拠 | |
バッテリー 駆動時間 |
約12時間 | 約10時間 |
サイズ | 幅302×奥行き292×高さ73.5mm | 幅271×奥行き216×高さ49mm |
重量 | 約3.72kg | 約2.3kg |
実売価格 | 45万3180円前後 | 32万4760円前後 |