Dレンジオプティマイザー サンプルその2
コントラストが強くシャドー部の多いサンプルでも同様の効果。主にシャドー部に補正がかかっている。ハイライトの上がり具合は少なめ。単純にコントラストが下がっていると思っていい。
この2つのシーンでの撮り比べではオフとオートの差が少なく、中間調はオートのほうが僅かに明るくなっているが、それ以上にオートのほうがハイライトが明るくなっていてシャドー部の変化が少ない。
僅かな差なのだがオフのほうが階調表現力は高いように思われる。手動で強めに設定するのでなければオフのほうが良さそうだが、僅かな差なのでシーン毎に切り替える手間を考えるとオートのままでいいような気もする。
Dレンジオプティマイザー サンプルその3
明るい部分が多いこちらのシーンではLv1相当の効果が出ている。このシーンではオートのほうがハイライトの白とびが収まっており、シャドー部はあまり変化がない。オートではかなり良好な結果だ。
シーンによって結局は効果が変化するので撮る前に想像がつかないのがネックではあるが、気になるシーンに出会ったときに手動で満足するまで設定変更するのが上手い使い方だろう。と言っても、そう何度も撮り直せる状況でなければオフにしておいたほうが結果を想像しやすそうだ。
複数枚の画像を合成して最適な絵にする「オートHDR」
適正な画像、明るい画像、暗い画像の3枚を連写して合成し、それぞれの適切な部分を使うことで幅広い階調を再現するのが「オートHDR」。オートと手動で1EVから6EVまで効果を設定できる。この1EVとは露出でいう所の1段分で、最大で6段分の露出差を補う機能らしい。
Dレンジオプティマイザー同様、設定メニューにたどり着くまでに8回もボタンを押す必要がある。しかも一度設定して撮影状態にして、もう一度設定し直そうと思うとまた8回もボタンを押すことになる。何度も言うがせめてメニュー内での最終選択項目を覚えておく機能くらいは欲しい。
オートHDR サンプルその1
オートではDレンジオプティマイザーよりも顕著に効果が表れ、3EV相当の効果が得られている。3枚連写するためカメラをある程度固定する必要があるのと、動きのある被写体ではちょっと難しいのが難点。だが、ノイズの心配がなく、確実な効果が得られる。
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