メールアドレスの「@」より後ろの文字列は「ドメイン」という。例えば、Gmailなら「@gmail.com」、ISPの@niftyを使っていれば「@nifty.com」などがそれに当たる。企業ユーザーの場合、アスキーメディアワークスなら「@asciimw.jp」のように、企業名が付けられていることもある。
読者の方は、どんなドメインのメールアドレスを使っているだろうか? 今回は、自分の名前などオリジナルのドメイン名で、メールアドレスを安く取得、運用する技を紹介しよう。
メールアドレス感覚で独自ドメインを利用しよう
メールアドレスの@より前に、名前を付けて使っている人は多いだろう。しかし、「~@yanagiya.biz」のように、ドメイン名に名前が入っていると見栄えがいい。フリーランスで働いている人やブロガーなど、ネットを活用している人にはぜひお勧めしたい。メールアドレスが覚えやすいので気軽に伝えられるし、相手に自分の名前を覚えてもらう役にも立つ。無料メールアドレスだと、広告が入ったりしてビジネスに利用するのは気が引ける。さりげなく、難しい読みの名前を教えられることもある。
独自ドメインを取れば、アカウントを追加することでいくつもメールアドレスを作成できる。ビジネス用やプライベート用、ウェブ掲載用などと、目的別に使い分ける手もある。家族がいるなら、「名前@名字.jp」といったメールアドレスを全員に渡すこともできる。グループやサークル、団体でも、自分たちだけのドメイン名を持てると、一体感やモチベーションが高まるなど、メリットは大きい。
xxxxxxx | @ | asciimw.jp |
---|---|---|
ユーザー名 | @ | ドメイン名 |
オリジナルのドメインのことを「独自ドメイン」というが、実は意外と手軽に取得できる。ドメインはICANNという国際組織が管理しており、レジストラという業者と契約することで取得できる。契約期間は1年以上で、価格はレジストラによって異なる。
例えば、「Google Apps」から申し込める「eNom」なら、.comや.net、.org、.info、.bizなどが10ドル/年となる。円高の今なら、なんと月額70円程度だ。昔はこれとは比べものにならないくらい高いうえ、英語でやり取りしなければいけなかったが、最近は5分くらいで取得できる。
独自ドメインのメールアドレスだと、なんとなく信頼感も高い。フリーメールではビジネス用途に使いにくいので、月額数百円を支払って、ISPのサービスを利用している人も多いのではないだろうか? しかし独自ドメインなら、もっと安く済ませることも可能だ。また、ISPがサービスを停止したら別のサービスに乗り換えなければいけないが、独自ドメインなら一生使い続けることも可能だ。
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