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ニコ動スターが競演! 「ニコニコ大会議2010 夏」レポート

2010年09月05日 12時00分更新

文● 広田稔、盛田諒/ASCII.jp編集部

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ライブパートダイジェスト(後編)




11.ぽこた&事務員G「歌に形はないけれど」
作詞/作曲:doriko

 場面転換時に場内に雨音が鳴り響き、現れたのはぽこたさんと「事務員G」さんだ。事務員Gさんは、「演奏してみた」で活躍するプレイヤーだ。ピアノソロが中心だが、「1人で同時に情熱大陸を演奏してみた」や「今度は1人でルパンをやってみた」など複数の楽器を同時に演奏する動画でも注目を集めている。

 ぽこたさんは先ほどの荒ぶるパフォーマンスとは打って変わって、事務員Gさんのピアノをバックに「歌に形はないけれど」をしっとりと歌い上げた。

ぽこたさんが最後に深く礼をすると、どこからともなく拍手が起こる




12.clear「from Y to Y」
作詞/作曲:Oneroom(ジミーサムP)

 前半で激しく動き回ったお客を休ませるためか、バラードパートが続く。暗転の中、再びclearさんがステージに現れて歌いだしたのは、切ない別れの歌「from Y to Y」。名前の通り透明感のある歌声を存分に披露していた。

clearさん。高音部もきれいな裏声で歌い上げる




13.absorb「Bless you」
作詞/作曲:absorb

 バラードパートのシメは、スリーピースバンドの「absorb」だ。インディーズ時代に、ボーカルの森晴義さんは「halyosy」、同じく笹原翔太さんは「that」の名義でニコ動に歌ってみた動画を投稿。ギターの中村博さんは「is」として彼らをサポートしていた。

 2008年2月にhalyosyさんが公開したオリジナルのボーカロイド曲「桜ノ雨」が大ヒットし、全国の学校で卒業式で歌われるという社会現象にもなった。その後、彼らはメジャーデビューを果たしたが、ニコ動でも活動は続けており、2月の大会議ツアーファイナルにも出演している(関連記事)。

 冒頭のMCでは、halyosyさんが地元である岐阜県多治見市の観光大使に任命されたことが紹介されると、「えーっ」と驚きの声が上がる。その後、彼らのオリジナル曲である「Bless you」を見事なハモりで歌い上げた。

手前がthatさん、奥がisさん

halyosyさん

見事なハモりで会場を惹き付ける




14.ゴールデンボンバー&ゾンビーズ「女々しくて」
作詞/作曲:鬼龍院 翔

 ここからはラストに向けての怒濤の選曲となる。ステージに現れたのは、ビジュアル系バンド「ゴールデンボンバー」と、踊ってみた出身の「ゾンビーズ」だ。

 ゴールデンボンバーのメンバーは、ボーカル・鬼龍院翔さん、ギター・喜矢武豊さん、ベース・歌広場淳さん、ドラム・樽美酒研二さんという4人。実はボーカル以外はエア演奏で、ライブはパフォーマンスで魅せるというユニークなバンドだ。ニコ動では、コメントで絡みやすいダンスナンバー「女々しくて」のPVが人気を博して130万再生を超えた。

 ゾンビーズは、名古屋を中心に活動するダンス集団。全員がゾンビやスクリーム、ゴリラなどの覆面を装着し、青ジャージで踊るのが定番だ。ニコ動では「もってけ!セーラーふく」や「ハレ晴レユカイ」などアニメ曲をバックに踊ってみた動画で知られている。

 今回はゴールデンボンバーの4名にゾンビーズの7名を加えた大所帯で「女々しくて」を披露。会場も一体となって踊っていた。途中、音楽が止まって「に〜こにこどうが」とナレーションが入るというニコ動の時報を意識した演出も入る。サビの部分では、生中継のコメントで「/(^o^)/\(^o^)\/(^o^)//(^o^)/」と踊りを表す顔文字が流れていたのが印象的だった。

ゴールデンボンバー&ゾンビーズ

鬼龍院翔さん

喜矢武豊さん

歌広場淳さん

樽美酒研二さん

途中、ほかの出演者が手製のコメント付き横断幕を持ってステージの上手から現れる。長年、ニコ動を取材してきたがリアルコメント弾幕は初見だ(笑)



(次ページに続く)



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