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いま旬のビジネスPC 第18回

柔軟なRAID構成が選べ、瞬断対策用のバッテリーも装備

4万円台から買えるサーバー、NEC「GT110b」を試す

2010年08月30日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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RAIDカードにバッテリーが付属

 GT110bの内部にアクセスするには、背面にある2つの手回しネジを外して左側面パネルを開ける。

側面パネルを開けた様子

HDDマウンター

 小さい筐体ながら、キレイにケーブリングされた内部は空間が広く、エアフローを阻害する要因も少ない。HDDは、マウンターに最大4台まで増設可能と拡張性もまずまず確保されている。電源とSATAを兼ねる独自コネクターのケーブル部分には0番から3番までの番号が記載されており、マウンターにある番号と対応するようになっている。今回の評価機のようにRAID 5などを構築している場合は、間違ったHDDにコネクターを装着するとエラーを起こすので、こういった気遣いはうれしい。

 そして、この独自コネクターのSATA端子部分から伸びるケーブルは、RAIDカードのmini-SAS/SATA Device Portにまとめて接続されている。GT110bで特徴的なのは、このRAIDカードにリチウムイオンバッテリーが付いていることが挙げられる。

評価機に装着されていたRAIDカード。mini-SAS/SATA Device Portを2つ備えている。今回使用されていたのは片方のみで、そこから4つのSATAケーブルに分岐していた

RAIDカードに接続されているリチウムイオンバッテリー

訂正とお詫び:記事掲載時、RAIDカードに関する記述に誤りがあったため修正しました。読者のご指摘に感謝するとともに、関係各位・読者の皆様にお詫びいたします。(8月30日)

 リチウムイオンバッテリーは、一瞬だけ停電状態や電力供給が途切れる「瞬断」対策になっている。仕組みは、万が一瞬断が起こっても、RAIDカードにある128MBのキャッシュにバッテリーから電力を供給することで、HDDの書き込みデータをキャッシュ上に保持し、データ損失を防ぐというもの。

 停電時にPCをシャットダウンするまでの時間を確保したい場合はUPSの導入が必要だが、このサーバーであれば瞬断程度なら少なくともデータ保護はできることになる。また、リチウムイオンバッテリーはHDDマウンターの下部に固定されているため、UPSやUPS付き電源タップの設置スペースを削減できるメリットもある。

「DELTA」製の電源ユニットを搭載

 また、電源関連では、老舗メーカー「DELTA」製の80PLUS BRONZE認証を獲得した電源ユニットを搭載している。規格上の電源変換効率は82%と、常時稼働させていても電力変換時の損失が少なく、電気代節約に貢献してくれるだろう。

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