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ペンタプリズムをなくして小型、軽量化! しかも……

透過ミラーで高速AFを実現! 「α55/33」登場

2010年08月24日 13時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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光学式よりも見やすい!? 液晶ファインダーを採用

本体背面。ファインダーは0.46型(144万ドット)の液晶ファインダーを搭載

本体背面。ファインダーは0.46型(144万ドット)の液晶ファインダーを搭載

 ファインダーは光学式ではなく、新開発の液晶ファインダー「Tru-Finder」を装備。光学式ファインダーと比較して視野角が広く(29.3度)、暗所でも見やすいうえ、デジタル水準器の表示も可能となっている。AFの測距点は15点(うち3点がクロス)となる。

背面液晶モニターはバリアングルタイプ

 背面液晶モニターは「TruBlack」技術を採用した3型(約92万ドット)のもの。バリアングルタイプになっており、垂直に180度、水平に270度回転する。

 画像処理エンジンは新しい「BIONZ」を搭載。感度はISO 100~12800までの設定が可能(オート時はIS 1600まで)だが、さらに1回のシャッターで6枚を撮影し、合成することでノイズを低減する「マルチショットNR」機能を搭載。この機能を使う場合は最大でISO 25600の設定も可能だ。

 さらに、同じく6枚の写真を合成することで手ブレを抑える「手持ち夜景」モードや、最大6.0EV(従来のα550は3.0EV)まで拡大された「オートHDR」など、機能的にも進化している。

本体上部。左側のモードダイヤルに「AUTO+」が加わっている

本体上部。左側のモードダイヤルに「AUTO+」が加わっている

本体底面。メモリースティック DUOとSDメモリーカード(SDHC、SDXC対応)が使える

本体底面。記録媒体はメモリースティック DUOとSDメモリーカード(SDHC、SDXC対応)が使える

 通常の「AUTO」モードに加え、より自動処理の割合を高めた「AUTO+」が加わっているのも新機種のポイントだ。AUTO+はAUTOと比較して、より多くの撮影モードから適切なものを自動選択してくれる。例えば手持ち夜景やオートHDRといった画像合成処理を伴う撮影モードも撮影環境に合わせて自動選択する。また、手持ちか三脚か、被写体が静止しているか動いているかまでも判断し、適切な撮影モードに切り替える。

本体左側面。HDMI端子やUSB端子、マイク端子などを装備。α55には「GPS」のマークがある

本体左側面。HDMI端子やUSB端子、マイク端子などを装備。α55には「GPS」のマークがある

 そのほか、サイバーショットなどでは定番の「スイングパノラマ」機能も搭載。同社の3Dテレビで立体視が可能な写真を撮影できる「3Dスイングパノラマ」も搭載する。

 なお、α55はGPSも内蔵。撮影場所をExif情報として画像に記録できる。

 各々ボディ単体のほかにレンズキット(DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM付属)、ダブルズームキット(上記に加えてDT 55-200mm F4-5.6 SAM付属)も発売される。予想実売価格は、ズームキットが+5000円前後、ダブルズームキットが+2万5000円前後となる。


新レンズ3本も登場

「Distagon T* 24mm F2 ZA SSM」

カールツァイスDistagonレンズを採用した24mm単焦点レンズ「Distagon T* 24mm F2 ZA SSM」。最短0.19mでの撮影が可能。9月17日発売予定で税抜き価格は15万7000円

初心者向けの「はじめてレンズ」シリーズとして、ポートレート用の「85mm F2.8 SAM」(税抜き価格3万円)が9月10日、スナップ用の「DT 35mm F1.8 SAM」(同2万4000円)が10月発売となる。後者はAPS-C専用

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