光学式よりも見やすい!? 液晶ファインダーを採用
ファインダーは光学式ではなく、新開発の液晶ファインダー「Tru-Finder」を装備。光学式ファインダーと比較して視野角が広く(29.3度)、暗所でも見やすいうえ、デジタル水準器の表示も可能となっている。AFの測距点は15点(うち3点がクロス)となる。
背面液晶モニターは「TruBlack」技術を採用した3型(約92万ドット)のもの。バリアングルタイプになっており、垂直に180度、水平に270度回転する。
画像処理エンジンは新しい「BIONZ」を搭載。感度はISO 100~12800までの設定が可能(オート時はIS 1600まで)だが、さらに1回のシャッターで6枚を撮影し、合成することでノイズを低減する「マルチショットNR」機能を搭載。この機能を使う場合は最大でISO 25600の設定も可能だ。
さらに、同じく6枚の写真を合成することで手ブレを抑える「手持ち夜景」モードや、最大6.0EV(従来のα550は3.0EV)まで拡大された「オートHDR」など、機能的にも進化している。
通常の「AUTO」モードに加え、より自動処理の割合を高めた「AUTO+」が加わっているのも新機種のポイントだ。AUTO+はAUTOと比較して、より多くの撮影モードから適切なものを自動選択してくれる。例えば手持ち夜景やオートHDRといった画像合成処理を伴う撮影モードも撮影環境に合わせて自動選択する。また、手持ちか三脚か、被写体が静止しているか動いているかまでも判断し、適切な撮影モードに切り替える。
そのほか、サイバーショットなどでは定番の「スイングパノラマ」機能も搭載。同社の3Dテレビで立体視が可能な写真を撮影できる「3Dスイングパノラマ」も搭載する。
なお、α55はGPSも内蔵。撮影場所をExif情報として画像に記録できる。
各々ボディ単体のほかにレンズキット(DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM付属)、ダブルズームキット(上記に加えてDT 55-200mm F4-5.6 SAM付属)も発売される。予想実売価格は、ズームキットが+5000円前後、ダブルズームキットが+2万5000円前後となる。