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ゼロからはじめるバックアップ入門 第11回

Symantec Backup Exec 2010でバックアップ

シンプルなバックアップを試してみる

2010年09月02日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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バックアップジョブの作成と実行

 そして、いよいよバックアップジョブの作成となる。ジョブとは、保護対象となるリソース、保護する宛先、実行頻度などのパラメータをまとめたもの。これを定期的に実行することで、適切なバックアップが遂行できる。

 「ジョブ作成タスク」の「バックアップジョブを作成する」メニューを選択すると、「バックアップウィザード」が起動するので、「カスタム設定を使用してバックアップジョブを作成する」を選択し、「次へ」のボタンを押す。メディアサーバーも含め、バックアップするリソースが一覧表示されるので、このうち「登録済みリソース」-「Windowsシステム」からエージェントをインストールし、ログオンアカウントを作成したコンピュータを選択。あとは保護を行なうデータをフォルダやドライブ単位で指定すればよい。

対象となるサーバーを選択し、バックアップ対象となるフォルダを指定する

 次に「クレデンシャル」というメニューで、作成したログオンアカウントが正しいかチェックする。ここでテストが成功しないと、バックアップジョブが作成できない。次にバックアップの順序、バックアップジョブの名前、使用するデバイスとメディアセットの指定、メディアの上書き/追記の指定などが続く。

「クレデンシャル」のチェックを行ない成功する必要がある

ジョブを識別するための名前と説明を登録する

初期設定で設定した「デバイス」と「メディアセット」を選択する

追記か、上書きかなどバックアップの上書き方法を選択

 そして、最後にファイルのバックアップ方式とバックアップ後の検証の有無を選択する。バックアップ方式は「完全」「コピー」「差分」「増分」「日次」「ワーキングセット」の6つが用意されているので、リストアの手間やディスクの利用効率などを考慮して、選択する。以上の設定が終了すると、最後に今すぐ実行するかを聞かれるので、さっそく実行する。

最後に6つあるバックアップ方式のなかから1つを選択する。バックアップ後の検証もチェックする

 実行中のジョブは「ジョブモニター」で、進捗が表示される。終了するとジョブ履歴に登録され、クリックすると処理の詳細が表示される。バックアップ先には、保護対象のデータがBKFというファイルとして保存される。これで基本的なバックアップの設定と実行は完了だ。

バックアップの実行状態は、ジョブモニタで確認できる。ジョブをクリックすると、詳細が表示される

確実なバックアップのために重要な設定項目

 10年以上の歴史を誇る商用ソフトだけに、Symantec Backup Exec 2010の機能は実に豊富で、設定できる項目もきわめて多い。バックアップソフト自体、もともと人間が行なうバックアップ作業を自動化するためのツールなので、確実な実行のためには事前にさまざまなポリシーを取り決めておく必要があるわけだ。とはいえ、ログオンアカウントやデバイス/メディアセットなどを設定し、ジョブを作成してしまえば、あとは自動的に作業を行なってくれるので、管理者は手間いらず。ジョブの結果やアラートを見て、適切な措置をとればよい。

 次回では、スケジューリングとリストアを試しつつ、より効率的にバックアップを行うためのいくつかのオプションを紹介していこう。

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